男らしくてイケメンなスーツのワイシャツの描き方

投稿日：2020.04.24　更新日：2020.04.24

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イケメンなスーツを描きたいとき。手ぐせや記憶だけで描くと、意外と失敗しやすいワイシャツ。今回はやってしまいがちなNGと比較しながら男らしいスーツのワイシャツの描き方をご紹介しますよ。

スーツのワイシャツで間違えやすいポイント

まずは画像を見てみてください。OK例とNG例の比較です。違いをいくつ見つけられますか？

詳しく解説しましょう。

まずは襟です。NGは並行になっていますが、OKは斜めにV字になっています。

首の後ろの隙間もNGの方は開きすぎています。OKの方はごく僅かな隙間があるのみですね。

そで山の位置も違います。NGだとタンクトップのような位置になっていますが、OKは肩のてっぺん。そこから脇の下へ斜めに線が入っています。

袖の幅も違います。NGの方はダボダボしすぎていますが、OKの方はわりと細く体のラインに沿っています。

袖口もNGは手首よりも下にありラフな印象になっていますが、OKは手首のあたりまででスーツらしいキチンとした印象を持たせています。

ポケットもNGでは位置は正しいものの浮いているように見えますが、OKでは体のラインに沿うように描く事を意識しているので浮いていません。

男性らしいセクシーさを出すのに重要なのがくびれですが、NGのようにくびれすぎると女性的になるので良くありません。OKのようにほんのりとくびれさせましょう。

ボタンの下がNGのように開ききっているのも良くありません。ポーズによって開く事はありますが、自然な立ちポーズの場合は開かせないで。

シャツの長さも大切です。短いとレディースのようになってしまいます。メンズのシャツはレディースよりも丈が長めです。手の位置あたりまでしっかり描きましょう。

ネクタイをつけた時に間違えやすいポイント

次にシャツをズボンにしまってネクタイを締めた姿を見ていきましょう。

OK例とNG例の違い、いくつ見つけられましたか？

解説していきましょう。

まずはネクタイ。NGは結び目の下がなだらかです。実際はOKのように角ばっているので注意しましょう。

ネクタイの長さも重要です。NGだと短くてなんだかカッコ悪いですよね。OKのようにベルトにかかるくらいの長さまでしっかりと描きましょう。

間違ってしまいやすいのがズボンに入れたシャツの折り返しの大きさです。NGの方は折り返しが大きすぎてだらしの無い印象になっています。スーツはビシッと着こなしてもらいたいので、OKのように折り返しは小さく。しっかりとしまいましょう。

イケメンなスーツのワイシャツを描いてみよう

以上のポイントを意識して実際に描いてみましょう。

まずざっくりとアタリを描きました。この段階でエリの位置、ズボンの位置、袖の位置、体の中心をしっかりと決めておきます。

アタリが描けたらチャッチャとペン入れまで進んじゃいましょう。アタリで決めておいた位置を目安にシャツを描いていきます。

スーツのシャツのシワのコツは、胸板あたりは控えめに、それより下はシワを多めに入れる事です。シャツの布がどの方向に引っ張られるのかを考えながらシワを入れていきます。

袖口は腕を曲げるとやや引っ張られて上に上がります。まっすぐ下ろしている時と曲げている時で袖口の位置を変えるとそれっぽくなりますよ。

トーンを貼って完成です。

まとめ

男性のスーツのシャツをかっこよく描くポイントは、女性のシャツとはまた少し違ってきます。

また、同じシャツでも、スーツのシャツなのか？カジュアルなシャツなのか？でも若干変わってきますし、着るキャラの性格で着こなし方も変わってきます。

今回ご紹介したコツをベースに、たくさん観察してみると良いですよ。