ツインテールの描き方！アオリもフカンも簡単に

投稿日：2021.09.24　更新日：2021.09.24

※当ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

簡単そうで意外とバランスを取るのが難しいツインテール。斜めやアオリ、フカンといった角度のついた顔になるとバランスが崩れてしまいがちです。今回はツインテールをどんな角度からでもバランスよく描くコツです。

ツインテールがバランスを崩しやすい2つの原因とは？

正面は上手く描けるのに、斜めの顔やアオリ、フカンになると、何か変？違和感の原因は何でしょうか。

その原因の正体。1つ目はパースのズレ。そして2つ目は結び目のズレです。

左のイラストはパースがズレていて、右のイラストは結び目がズレています。

顔の角度とパースを揃えて、結び目もちゃんとした位置にしてあげると、自然なツインテールを描くことができます。

どちらの失敗も、ツインテールをなんとなくで描いてしまうとやってしまいがち。

どうしたら自然なツインテールが描けるのでしょうか。

箱型で捉えればツインテールは失敗しない

角度のついた顔を描くとき、形を箱型で捉えると失敗しません。それはツインテールも同じです。

描く方法の前に、まずは捉え方を解説しますよ。

こんな風に、顔を箱型で捉えます。

箱型で捉えると、パースにそって描くイメージが湧きやすくなって失敗が少ないです。フカンでもバランスよくツインテールが描けますよ。

片方の結び目の位置を決めたら、パースに沿って反対側の結び目の位置を決めます。

ツインテールの片方の毛束を描いたら、もう片方の毛束もてっぺんと毛先が揃うようにパースに沿って描き込みます。

慣れてくると見た感覚だけで箱のイメージができて、補助線を描き込まなくてもバランスがとれるようになりますよ。

顔を箱型で捉える方法がわからないときは、いろんな角度の顔の描き方はここで詳しく触れているので参考にしてみてくださいね。

上目遣いの描き方をアタリからマスター！俯瞰の顔も丁寧に解説

斜め顔と横顔の中間…“やや横顔”の描き方をマスターしよう

毛束を上手く描きたいという場合は、髪の毛の描き方はこちらで詳しく解説していますよ。

初心者さんでも簡単に魅力的な髪を描く方法

ツインテールの位置が変わっても基本は同じ

ツインテールと一口で言ってもいろいろな形があります。高い位置で結ぶラビットスタイル、耳のやや上で結ぶレギュラースタイル、低い位置で結ぶカントリースタイルなど。

どのツインテールでも、描き方の基本は同じです。

顔を箱型で捉えて、片方の結び目の位置を書き込んだら、パースに沿って反対側の結び目の位置を決めて。

ツインテールの形もパースに沿って左右の高さや毛先がズレすぎないように描き込めばOK。

肩にかかっているところは毛束の形を肩のラインに沿って変えることも忘れずに。

アオリだってフカンだってやっぱり基本は同じ

フカンがアオリになってもツインテールの描き方はやっぱり同じです。顔の形を箱型で捉えて。パースに沿って結び目の位置、大まかな毛束の形を決めるだけです。

隠れてよく見えない向こう側の毛束だって、箱型で捉えれば結び目の位置も毛先の位置もバッチリ。立体的なツインテールのキャラが描けますよ。

ツインテールを実際に描いてみよう

実際にツインテールを描く過程を見てみましょう。まず片方の結び目の位置を決めます。

次に目と目の位置から顔の角度を割り出して横線を。この横線と並行になるように結び目の位置にも横線を引きましょう。反対側の結び目の高さが割り出せます。

目尻の横に顔の角度に合わせて縦線を一本。頭の後ろにも縦線を一本入れて、顔のおおよその奥行きを割り出しましょう。結び目の位置が割り出せます。

慣れたら、ここでツインテールの毛束を描いて完成させてもOKです。

先程描いた横線と縦線から箱を描き起こして、顔を箱に入れてしまいましょう。

あとはこれまで解説してきた通りです。結び目から箱のパースに沿って反対側の結び目の位置を割り出して。

片方の毛束を描き入れたら、毛束の1番高いところと毛先と2箇所横線を引いて反対側の毛束のおおよその大きさや形を割り出します。

反対側の毛束も描き入れて。ペン入れして完成です。

結び目や毛束全体の大きさが決まっているので迷わずにペンを入れる事ができました。

まとめ

簡単なようで意外とバランスを取るのが難しいツインテール。

顔を箱型で捉えて、箱のパースを意識すれば簡単にバランスの良いツインテールを描くことができます。

慣れれば補助線なしで目で見た感覚だけで描けるようになりますよ。

それまでは補助線や箱を描き入れて、バランス感覚をしっかりと身につけると良いですよ。