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正面顔を歪まずに描く方法とどうしても描けない時の裏技

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正面顔ってどうしても歪んでしまうんですよね。「上手く描けた!」と思っても反転して確認したら目も当てられない程歪んでいたなんて時は本当にガックリしちゃいます。今回ご紹介する描き方をすれば、そんなガックリもきっと減らせますよ!

正面顔を歪まずに描く方法!四角と直線で左右対称にしよう

ようは円や曲線だから形が歪むんです。曲がる事が無く長さも測りやすい四角や直線で目印をつけながら描けば、正面顔を描くのがグッと楽になりますよ。

  1. まずはおおよその顔のサイズの四角形を描きます。
  2. だいたいの目の位置と顔の中心で十字線を入れます。
  3. 目線から頭の中心を結ぶように半円を描きます。頬の角と角の間の位置と幅を決めて左右同じ長さになるように線を引きます。その下にアゴの幅を決めて左右同じ長さになるように目印をつけます。
  4. 半円と頬の角を線で繋ぎます。頬の角とアゴも線で繋ぎます。
  5. 目の幅を決めて横線を引きます。頬の角の位置で縦線を引きます。この縦線に目じりがくるように目のアタリを描きます。
  6. 口や耳などのパーツも描き込みます。
  7. 描けたものをアタリにして正面顔を描きます。
  8. 髪の毛や首を描けば完成!

人の顔は左右対象すぎると逆に不自然!

正面顔を描くとき歪みを恐れるあまりつい完璧に左右対称になるようにと意識しすぎてキャラの表情も硬くなってしまいます。そんな時は“顔が完璧に左右対象な人はいない”という事を思い出して、肩の力を抜いてみてください。

試しに顔の半分をコピー&ペーストして左右反転しくっつけてみました。こうすると完璧な左右対称の顔になります。反転して見ても何も歪んでいません。ですがどこかロボットのような表情で、生命力が感じられません。完璧に左右対称にする事よりも、キャラを生き生きとさせる方が大切です。

どうしても描けない時の裏技!“ややナナメの正面顔”にしてしまおう

何度も何度も何度も描き直してるのに、どうしてもこの正面顔が決まらない!そんな経験ありませんか?そんな時は思い切って“ややなナナメの正面顔”にしてしまいましょう。

「それただの逃げじゃん!」と思われるかもしれませんが、よーく考えてみてください。普段の生活の中で、人の顔を完璧な真正面から見る事ってすごく少ないですよね。

完璧な左右対称の顔よりも左右が多少歪んでた方が自然な表情になるように、完璧真正面にしすぎない方がかえって自然になったりするんです。

真正面を向いているからこそ出せる効果もありますが、そういった効果を狙って描きたい!という事でないのなら、思い切って“ややナナメの正面顔”にしてみるのは大いにアリですよ。

まとめ

四角や直線で中心から同じ長さになるように目印をつけて、目印を結ぶように線を引いていけば左右対称のものがだいぶ描きやすくなります。どうしてもダメなときは“ややナナメの正面顔”で乗り切って。苦手をひとつでも多く減らして楽しくお絵描きしちゃいましょう。

斜め顔と横顔の中間…“やや横顔”の描き方をマスターしよう」も一緒に覚えておくと描ける顔が一気に増えますよ。

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