人体・顔の描き方

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全身骨格図・全身筋肉図を理解する

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例え人体の知識が頭にあることと、それを紙の上に描いて表現できることの間には、大きな隔たりがあります。頭の中でイメージしていてもアウトプットは難しく、アウトプットするための知識、描いた肉体をそれらしく見せるためのテクニックが必要になってきます。

骨や筋肉の名称を覚える必要はありませんが、「ここはこうなっているんだ」と理解しておくと、絵を描いた時にそれらしい肉体に見せることができます。

人体の骨

人体の筋肉

人の身体は実にたくさんの骨と筋肉で出来ていますが、絵を描く上で抑えておくべき骨と筋肉は限られています。絵を描くのに骨格や筋肉を知る必要はない、という人がいますが、身体の仕組みが頭の中に入っていれば絵を描く際に、どんなポーズを取らせても不自然になることがなくなるので自由自在に動かすことが出来ます。たとえそこまで知識を深めなくても、人体の構造をなんとなくでもイメージできないと、紙の上に思ったような人物を描くことは不可能になります。

身体のなかに何が入っているのか、それが外側・体表にどんな影響を与えているのかを知りましょう。とりあえず胴体と四肢は分けて考えます。身体の中心部、頭と体幹(胴体)がきちんと描けたらどんなポーズも思いのままです。

身体を部分分けする

身体は頭部と体幹部で部分分けすることができます。体幹部はさらに肋骨で覆われた胸郭の部分(胸)と骨盤とそのまわりを含めた部分(腰)にわけることができます。胸部と骨盤をつなぐ腹直筋によっておなか(内臓)周りは守られています。腹直筋とは腹筋をすると割れてくるあの筋肉のことです。

背骨の重要性と正中線

人間の動き全般は背骨(脊椎)にそって組織調整されています。背骨がどう動くのかを知れば、人の動き方を知ることができます。

  • 頸椎(7個)ここで首が動きます。
  • 胸椎(12個)肋骨と繋がっています。この辺の動きは小さいです。
  • 腰椎(5個)ひねる、反る、曲げる等体幹の動きを司っている骨です。
  • 仙骨(仙椎5個)、尾骨(尾椎2個)この辺の動きは小さいです。

正中線とは

前側は鼻・胸の谷間・へそを通り、背面は背骨に重なります。正中線を引くことにより、左右対称である人対の形を取りやすくしてくれます。

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