足組みをしたイラストの描き方！横も正面も失敗せず描くコツ

投稿日：2021.11.05　更新日：2021.11.05

※当ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

足組みをしたイラストって、隠れて見えない部分もたくさんあってすごく難しいんですよね。今回はそんな足組みのイラストを失敗せず描くためのコツをご紹介します。

足組みのイラストが失敗しやすい原因は？

足を組んだイラストの横からのアングルと正面アングル。なんだか上手に描けないと悩んでいる人は多いです。

腕組みを描くのが難しいように、足組みも隠れて見えない部分がわかり辛くて失敗しやすいんですよね。

一見かんたんそうな横からのアングルだって意外と難しくてどこか不自然になりがちです。

その上太ももにパースまでかかってさらにややこしくなる正面アングルはもっとわけがわかりません。

どこに気をつけて描けば良いのでしょうか？ひとつひとつ見てみましょう。

足組みの横からのアングルを失敗せず描くコツは？

まずは足組みの横からのアングルです。足をただもう片方の足に引っかけるだけだと、上の足が浮いているようになってしまいがちです。しっかり密着して見えるよう、下の足の形にあわせて上の足の太ももの形をブニッと変形させましょう。

お尻も同じで、難しい足の方にばかり気がいくとついつい忘れてしまいがちですが、地面と密着した部分もブニッと平らに変形します。

足組みの上側の足は力を抜いた状態だと真っ直ぐ下にはおりません。下の足にちょいっと引っ掛けてるイメージで。斜め前に突き出すと自然になりますよ。

足の向きも両足とも完全に真横を向いていると不自然なので、ナナメにすると◎。どちら向きに傾けるかは座り方で変わります。キャラや場面によって描き分けるとさらにワンランクアップしますよ。

足組みの正面からのアングルを失敗せず描くコツは？

さらに難しい正面アングル。どうすれば上手に描けるのでしょうか？

まず1番バランスを崩す原因が膝の位置のズレです。足を組むと膝と膝の距離が近くなります。さらに力の入っていない自然な足組みポーズなら膝の位置は体の中心に寄ります。

この膝の位置を最初に意識して、そこからお尻を繋ぐように太ももを描きましょう。それだけで奥行きを感じさせるパースのかかった太ももになりますよ。

あとは横からのアングルと同様です。密着している部分の太ももをブニッと変形させて。上の足は真っ直ぐ下におろすのではなく斜めにしましょう。

そしてこれはポーズにもよりますが、力を抜いた自然な足組みポーズは足を組んだことでお尻が斜めに傾くのでバランスを取るために上半身もお尻とは反対方向に斜めに傾きます。

これだけで自然な足組みの正面アングルが描けますよ。

足組みのイラストが失敗なく描けるかんたん手順

それでは足組みのイラストを描いていきましょう。足組みのイラストが失敗なく描けるようになる手順です。

まずは描きやすい横のアングルから。

まず地面に座っている事を意識して胴体からお尻までを描きます。お尻の地面に密着しているところはブニッと潰して。

次に下にくる足を描きます。普通に座っているときと同じように描くのではなく、上の足が引っかかることで下の足の膝は中心に寄るので、やや内股気味に描きましょう。

最後に上にくる足を描き足して。下の足としっかり密着して見えるようにブニッと潰して。少し斜め前に突き出してヒョイっと引っ掛けている感じを出しましょう。

次に、難しい足組みの正面アングルです。

正面アングルは胴体を描いたら足の接続部分を描き込むと失敗しにくくなります。上にくる足の方は、接続部分もやっぱり少し上にきます。それにあわせてお尻が少しだけ見えるように。

わかり辛ければ骨盤をシンプルに台形で捉えましょう。ウエストの少し下あたりが台形のテッペン。台形の下の面に足の接続部分を描き込むイメージです。斜めに傾いて浮いた部分はお尻の肉で埋めましょう。

その接続部分から下にくる足を描き足して。やはり膝が中心にくるように内股気味に。膝の位置を先に意識してお尻との間を繋ぐように太ももの線を描き入れると失敗が少ないです。

その上にヒョイっと引っかけるように上の足を描き入れましょう。さっきと同じ要領で、膝の位置を先に意識。次にお尻から膝を繋ぐように太もものラインを描き入れれば完成です。

まとめ

描くのが難しい足組みのイラスト。ただ上の足が下の足に引っかかっているだけなんでしょ？と甘くみたら痛い目見てしまいます。

失敗しやすいポイントをおさえて、意識して描くとだいぶ自然な足組みが描けるようになりますよ。

描く順番は、胴体を描いて、次に下の足、最後に上の足を。膝の位置と上の足の角度に気を付けて描けば、とっても自然な足組みのポーズになります。

是非チャレンジしてみてくださいね。