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目が浮いて見える時はコレ!目の描き方が自然になる4つの方法

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目だけなんだか浮いてる…。目だけ黒が濃い気がする…。そんな違和感に気付いた時はイラストがもうワンステップ上達するチャンスです。これからご紹介する4つの解決策はどれもかんたんなものばかり。さっそくチャレンジしてみましょう。

目だけ浮いて見える原因とは?

デッサンも崩れていないはず。かわいく描けたはずなのに、目だけ浮いて見える…。でもどうして?

それは、バランスが崩れているわけではなく、絵全体に対して目のベタが濃すぎるサインです。

これからご紹介する4つの解決策の中から自分の好みのものを試してみましょう。

たったそれだけで、かんたんに絵がワンランクアップしちゃいますよ。

情緒的な絵柄ならコレ!目のベタをカケアミにする

画面から感情が強く伝わってくるような、情緒的な絵柄を描きたい場合におすすめの方法です。

感情や場面でカケアミの雰囲気、例えば荒々しく描き込んだり細い線で薄く繊細に描いたりと細かく変えることで、表現したい感情をより強調する事ができますよ。

これはカケアミの一例です。

まつ毛、瞳、黒目のフチを白抜きの状態で描いたら、中をカケアミで塗っていきます。

全体を2カケ(2本の線を交差させて描くカケアミ)で塗りつぶした後に、グラデーション状のアミを重ねます。

まつ毛を塗り終わったら、同じ要領で瞳、黒目のフチも塗り、最後に目の中をグラデーションになるよう塗って完成です。

目のカケアミについてはこちらでも詳しく解説しているので参考にしてみてくださいね。

目のカケアミを綺麗に見せる描き方・テクニック

ベタをカケアミにするだけで、周りの線と馴染んで自然な印象になりましたね。

パキッとした絵柄にしたいならコレ!他のカゲもベタにする

白黒がパキッとした印象のクールな絵柄を目指してる場合におすすめなのがこの方法。他のカゲもベタで塗る方法です。

カゲをトーンやカケアミで塗っていたなら、カゲをベタに変えるだけで目の描き方を変えなくても馴染ませる事ができます。

目以外の黒の面積が広がったことで、目のベタが浮かず自然な見た目になりましたね。

大人っぽい絵柄を目指すならコレ!目全体を小さくする

対象とする年齢層の高い、大人っぽい漫画やイラストを目指しているなら、目全体を小さくするのも手です。

目が小さくなると必然的に目のベタの範囲も小さくなるので浮いて見える事が無くなります。

描き方は全く変えずただ小さくしただけなのに、自然な印象になりましたね。

ただし、華やかさは少し落ちてしまいます。画面演出やレベルの高い描き込み、トーン処理等で目を引く絵柄になるよう工夫すると良いでしょう。

シンプルな絵柄が好みならコレ!まつ毛を細くする

スッキリとシンプルな絵柄を目指しているなら、まつ毛の範囲を細くのがおすすめです。

目が浮かなくなるだけでなく、スッキリとした印象になるので目指す絵柄により近くなりますよ。

目の大きさは同じなのに、とてもスッキリと自然な印象になしましたね。

好みの方法を試してみよう!

それぞれの方法を自分が目指したい絵柄に合わせて試してみましょう。

もちろん複数の方法を掛け合わせてもOK。

自由に描いてシックリくる描き方を見つけましょう。

まとめ

目が浮いていてなんか変?そこに気付いたらステップアップのチャンスです。今回ご紹介した4つの方法はどれもかんたんなものばかり。

ちょっとした工夫で自然な印象に早変わりするので、かんたんにワンランクアップしちゃいますよ。

目以外でも、「なんか変?」に気づけた時はもうワンランク上手くなるチャンス。落ち込まずいろいろな描き方をどんどん試してみてくださいね。

違和感に悩んでいる間は苦しいですが、そこを抜けると絵が成長して描くのがもっと楽しくなりますよ。

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