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男らしい腕の描き方!重要なたった3つの筋肉と2つの骨

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男らしい腕を描きたいとき。美術解剖図を見ても具体的にどこにどう線を入れたら良いのかわかり辛いですよね。たった3つの筋肉と2つの骨に注意すれば、ゴツゴツした男らしい腕が簡単に描けちゃうんですよ。

男らしい腕を描きたい!筋肉や骨格を理解するためには?

腕を描く時。とくに男らしいゴツゴツした腕を描く時は、筋肉や骨格のつくりを理解していないと上手く描けないんですよね。

ところがいざ筋肉や骨格のつくりを美術解剖図で見ても、筋肉のパーツがたくさんありすぎて結局どれがどんな風に腕のデコボコをつくるのかわからない!なんて事に。



男らしいゴツゴツした腕を描きたい時に、筋肉や骨格を理解するためには、腕のデコボコをつくりやすいたった3つの筋肉と2本の骨のつくりを意識すると良いですよ。

意識するパーツをなるべくシンプルに絞る事で形を捉えやすくなります。

男性の腕を描くときに意識するべき3つの筋肉

男らしいゴツゴツした腕の形成に大きく関わっている筋肉は3つ。肩の筋肉にくっついている「上腕二頭筋」と「上腕三頭筋」、そして腕に巻きつくようにくっつく「腕橈骨筋」です。

とくに「上腕二頭筋」と「腕橈骨筋」は腕の動きに合わせて膨らみやすい筋肉です。

これらの筋肉にそって腕の線を加えるとかなりそれっぽく見えます。腕全体のシルエットも筋肉の形を意識して描くと良いですね。

手首のでっぱりや腕のゴツゴツを出す重要な骨2本

ゴツゴツした腕を描くためには、肘から手首にかけての骨のラインと、手首の出っ張りの仕組みを理解する事が大切です。これらはたった2本の骨によって形成されます。

手首から肘にかけて、「橈骨」と「尺骨」という2本の骨が伸びています。手を捻ると「橈骨」と「尺骨」は捻れるように交差します。

2本の骨は肘の形をつくっているだけでなく、手首から肘に繋がる線をつくります。手首から肘へ、肘から手首へ、この骨を意識して線を描き加えるとかなりゴツゴツした感じが出せます。

もう一つ重要なのが手首の出っ張り。これは「橈骨」と「尺骨」が捻れるほどに出っ張り、手首が自然の状態だと出っ張りは目立たなくなります。

親指が外側にきている時は出っ張り、親指が内側にきている時は目立たなくなる、と考えると覚えやすいですよ。迷ったら自分で同じポーズをとって手首を触ってみても良いですね。

腕を伸ばすと肘の近くがへっこむ仕組み

筋肉の動きからくる形の変化も理解しておくと描く時に迷わなくなります。覚えておくと良いのが、腕の曲げ伸ばしをした時の「上腕二頭筋」と「腕橈骨筋」の動きです。

腕を曲げると「上腕二頭筋」は膨らみ「腕橈骨筋」は縮みます。力こぶのポーズですね。逆に、腕を伸ばすと「上腕二頭筋」は縮み「腕橈骨筋」は膨らみ、やや肩の方に引っ張られるような形になります。

この2つの筋肉の変化が肘の近くにへっこみをつくります。肘の近くに「腕橈骨筋」の形を意識してへっこみを描き入れると自然になりますよ。

筋肉と骨格を意識して描いてみよう

筋肉と骨格のつくりを頭に入れたら実際に描いてみましょう。

まず筋肉や骨格の形を意識しながら腕の輪郭を描きます。肩から「上腕二頭筋」「上腕三頭筋」のデコボコを意識して。そこから「橈骨」と「尺骨」を意識して肘から手首を。「腕橈骨筋」を意識して腕の膨らみを描きましょう。

次にゴツゴツさを出すために線を描き加えます。手首のでっぱり、手首から肘に繋がる線、手を伸ばしたときは肘の横のへっこみ。この3つは優先的に描き加えると良いでしょう。

その他の筋肉のデコボコは、ポーズやキャラの体格次第で必要なら描き加えます。よりゴツゴツした感じが好みなら「腕橈骨筋」と「上腕二頭筋」の形を意識してうっすらと線や影を入れると良いですよ。

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