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上目遣いの描き方をアタリからマスター!俯瞰の顔も丁寧に解説

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上目遣いを描いたつもりが、ただ上を見ているだけになってしまう。なぜだか顔のバランスが崩れたり、睨んだようになる。そんなお悩みもちょっとのコツでバッチリ解決です。俯瞰の角度が基本となる事の多い上目遣いの顔。アタリから丁寧に解説しますよ。

上目遣いが失敗してしまう3つの原因

可愛い上目遣いを描きたいのに、なぜか上目遣いらしくならない。その主な原因は3つあります。



1つ目の原因は、目がただ上を見ているだけになってしまっていることです。顔が正面を向いたままなので起こってしまいます。

2つ目の原因は、俯瞰の顔を描こうとしてバランスを崩してしまっていることです。アタリの描き方がわからないとこのようになってしまいやすいです。

3つ目の原因は、せっかくの上目遣いが可愛く描けていないことです。黒目が小さかったり、上を向きすぎて白目の範囲が大きくなっているとなりやすいです。



以上の3つの原因に気をつけて描いてみました。ちょっとのポイントで、上目遣いらしい表情になりましたね。



比べてみるとこんなに違います。

描き方を詳しく見ていきましょう。

相手を下から覗き込むように描くと上目遣いらしくなる

上目遣いはただ上を見ているだけではありません。ただ上を見ているだけのようになってしまう原因は、顔の角度が真正面を向いたまま瞳だけ上を向けているからです。

上目遣いは、顎を引いて下から覗き込むようにしますよね。なので顔の角度は俯瞰から見たようになります。



顔の角度を変えるだけでグッと上目遣いらしくなりますね。

でも俯瞰が苦手だと描くのはなかなか難しい角度です。次は俯瞰の顔をアタリから描く方法をじっくり見ていきましょう。

俯瞰の顔のアタリが描ければ上目遣いのバランスも◎

俯瞰の顔が上手く描けるようになれば上目遣いの描き方もバッチリになります。俯瞰の顔のアタリの描き方をマスターしましょう。



顔のアタリは画像のように、球体のみで捉えるよりも、球体にカマボコとお面を合体させたようなものを被せたイメージで描くと失敗が少なくなります。

球体を描き、そこにお面をつけるように縦に3本の線を引き、顔の中央と頭頂部の中央と顎のラインに横線を。そこから立体感を出すように奥へ下へ線を伸ばしていけばアタリの完成です。



アタリを元に顔を描き入れるとこんな感じになります。細かく描く前に顔のパーツをザックリと描いてバランスを見ておくと失敗しません。

顔のアタリから顔を描き入れるまでをもっと詳しくしりたいならコチラの記事もおすすめです。

色々な角度の目の描き方!横顔やアオリ&フカンもアタリから解説

俯瞰の顔が描けるようになったら、可愛さやかっこ良さを追求するだけです。

可愛い上目遣いの描き方のコツ

上目遣いを描いても睨んだような表情になってしまったり、いまいち可愛くなかったり。可愛く描くにはどうすれば良いのでしょうか?



上目遣いが睨んでいるみたいになるのは、上を向きすぎていたり、黒目を小さく描いている事が原因です。

かっこいい上目遣いにしたい場合はこれでOK。ですが、可愛い上目遣いにしたい場合は次のポイントに気をつけてみましょう。

可愛い上目遣いのポイントは、上を向きすぎず、黒目を大きめに描く事です。メイクでもコンタクトで黒目を大きく見せる女の子は多いですよね。やはり描く時も黒目は大きくした方が愛らしくなります。

さらに、瞳の下と下瞼を真っ直ぐ気味に書くと愛らしさが増します。メイクでは涙袋をつくる子が多いですよね。涙袋のある目は、涙袋の厚みでここが真っ直ぐ気味になります。すると愛らしく微笑んでいるようで可愛く見えるわけです。なので、ここを真っ直ぐ気味に描くと涙袋のラインを描かなくても似たような愛らしさが出せますよ。

まとめ

上目遣いを描くポイントは、顎を引いて下から覗き込むような顔の角度で描くこと。俯瞰の顔をアタリの描き方からマスターしてバランス良く描くこと。黒目を大きく愛らしく描くこと。

これらのポイントをしっかりと意識して描くと上目遣いは見違えるように魅力的になりますよ。

是非試してみてくださいね。

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