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目のカケアミを綺麗に見せる描き方・テクニック

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キャラクターを描くうえで目はもっとも大切なパーツです。目にもいろいろな描き方がありますが、今回はカケアミを使った目を綺麗に見せるテクニックをご紹介します。

目のカケアミを描くときにしてはいけない事3つ

普通のカケアミとは違う、目のカケアミならではのポイントがいくつかあります。普通のカケアミ良いけれど、目のカケアミではやらない方が良い事を3つご紹介しましょう。

×まっすぐにしすぎない

定規で引いたようなまっすぐすぎる線にすると硬い印象になりますし、眼球は丸みを帯びているので直線だと不自然になってしまいます。一見真っ直ぐだけれど、よくよく見るとゆるくカーブしている線が目のカケアミを描くときは理想です。

×角度を変えすぎない

あまりにも角度を変えてしまうと模様のようになります。目の中には光の粒や瞳孔など大切なパーツがたくさん入っているので、模様のようなカケアミを入れるとゴチャついてしまい光の粒や瞳孔の存在感が薄くなってしまいます。角度は殆ど変えず、ほんのりズラすように描きましょう。

×力を入れすぎない

ペン慣れをしていない場合に多いのですが、力が入りすぎて線の太さがバラバラになったり、入り抜きが上手くいかなかったりすると全体的に雑な印象になってしまいます。もし慣れずに力が入ってしまっているなら、慣れるまで練習したら見違えるように上手くなりますよ。

以上の事に注意して左のようなカケアミを描いてみましょう。絵柄によって線と線の間の感覚やグラデーションにするかどうかなど、いろいろと試してみると良いですよ。

目のカケアミの描き方例

先ほどご紹介した3つの注意点を意識しながらカケアミを描いていきます。例を2つご用意しました。

左は円形のグラデーションにしてふんわりとした印象に、右はベタを多めにしたうえで上から下へ向かうグラデーションにしてパッキリとした印象に仕上げました。いろいろな描き方を試してみると楽しいですよ。

実際に描いてみよう!目を描く手順と綺麗に見せるポイント

目にカケアミを描き込み仕上げていく手順を図にしてみました。図にあるように、こちらの目は左斜め、右斜め、平行、の3つの角度の線から成り立っています。平行の線で全体のバランスを整えるようにグラデーションをかけるとまとまりが良くなりますよ。

カケアミの目の場合でも光の粒のまわりはベタで埋めるのがおすすめです。こうする事で光が際立って、より印象的な目になります。ベタは塗ったあとにぼやかすとより綺麗に見えますよ。

最後に瞳の下にほんのりカゲを入れて、ホワイトで微調整をしています。微調整は光の粒の追加だったり、まつ毛と瞳の境界をほんのり入れたり、目のカケアミの外側を削るようにホワイトを入れてよりグラデーションの感じを出したり、このあたりは全て好みです。

目の描き方は自分らしさの出しどころ。良かったら参考にして、自分でもいろいろと試して、ぴったりの描き方を見つけてみてくださいね。

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