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人体・顔の描き方
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デッサンも勉強して、体の比率も覚えて、じゃあさっそく描いてみよう!って思ったとき。具体的にどう描くの?って、迷ったことはありませんか?今回は複雑なポーズも簡単に描けるアタリの描き方を手順を追って細かく解説しますよ。
デッサンや体の比率を解説したテキストはたくさんあるけれど、アタリの描き方を詳しく解説しているところってなかなか無くて、いざ描こうと思った時迷っちゃいますよね。
実際、プロはどんな風に描いているのでしょうか?
実はプロの当たりの描き方って……
こんな風に。ポーズによって描き方がバラバラなんです!
これといった描き方の決まりが無い。それぞれのポーズにあわせて描きやすい描き方を無意識に選びながら、プロはアタリを描いているんですね。だから解説するのが難しいんです。
でもそれだと困っちゃうし、初めのうちはどのポーズにはどのアタリが描きやすいかなんてわからないですよね。
そこで、こんなポーズにはこの描き方!というおおよその目安になるように。ポーズ別に4種類の描き方を手順を追って解説していきますよ。これで難しいポーズも恐くない!
シンプルなポーズをかっこよく描くときは、全体のラインからアタリを取ります。この描き方はアタリの基本なので是非身に着けておきましょう。
【1】まず顔を描いて、そこから体の中央のラインをざっくりと描きます。
【2】鎖骨と肩の位置を決めます。
【3】肋骨、骨盤の位置や角度をシンプルに四角でザクッと描きます。この時、顔と同じサイズの丸を描き入れて頭身を測ります。
【4】肋骨と骨盤の角度を確認しつつ胴体を描き込みます。足もバランス良く付け足します。
【5】体のバランスを取るように手を描き入れたらアタリの完成です。
物を食べていたり、何かの作業をしていたり、「手の位置、足の位置はここじゃないとダメ!」っていうパーツがある場合。潔くそこからアタリを描きましょう。
【1】ざっくりと顔を描き。
【2】位置が決まっているパーツ(今回の場合は手)を描き入れます。
【3】顔の表情も必要なら描き込んで。
【4】首を描き、体の中心線を描き入れます。
【5】体の中心線を意識して体のアタリを描いたら、先に描いたパーツの角度を微調整してアタリの完成です。
何度描いても、何度描いても、シックリこない!そんなときは思い切って胴体からアタリを描くとバランスを取りやすい場合があります。
【1】骨盤の位置と角度を四角でザックリ決めて、背骨、鎖骨のラインをそこから伸ばします(手順は逆でもOK)
【2】背骨、鎖骨のラインを意識しながら胴体を描き入れます。
【3】足を描き入れます。バランスを意識して。
【4】全体のバランスを支えるように手を描き込みます。体の中央に重心がくるように。(今回は奥の手が後ろの方で体を支えるようにしてバランスを取らせました)
【5】首を描き、顔を描き入れてアタリの完成です。
体のラインでここのパーツのこのラインにこだわりたい!というカットの場合はいきなり裸でアタリを描きます。時短になるのでかんたんなポーズをサクッと描くときにも使えます。
【1】顔、首を描きます。
【2】胴体を描きます。足もくっつけます。フィギュアのように、体のパーツを組み立てるイメージで。体の形のパーツを断面図で理解しておくとスムーズに描けます。
【3】体のバランスを取るように手を描き入れます。
【4】微調整して完成です。
いかがでしょうか。参考になるアタリの描き方はありましたか。
これらの描き方をポーズによって使い分けたり、あるいは複数の描き方を合体させて描いたり、自分なりに描きやすい描き方を模索していきましょう。
アタリが上手に取れるようになれば、どんなポーズも自由自在に描けてお絵描きがもっと楽しくなりますよ。
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