人体・顔の描き方

フリルの描き方

複雑なフリルを簡単に描くコツ

イラストの服を描く際、フリル模様を描くことがあるかもしれません。このフリル模様は意外と手間がかかり、また適当に描くとどうしてもおかしくなってしまいます。自然なフリルにするために、シワや陰の部分に注意して均一的にならないようにしなければいけません。今回はそんなフリルの描き方について説明していこうと思います。

(1)布部分を描く


布部分が土台になります。これに沿ってフリルを描いていきます。

(2)フリルのラインを描く


布に沿うようにして描きます。幅などを変えると緩急がついて良いです。奥のフリルも後々追加するので、外側は少し余裕を持たせて残しておきましょう。

(3)中心を決めてアタリ線を放射させる


中心は布の中央に位置させます。フリルは布が支点になるので、中心を決めないとバラけて見苦しくなるので注意して下さい。

(4)縦線やシワを描く


アタリを元に縦線を追加し凸凹を出していきます。大体でいいのでフリルのシワも描いていきましょう。


シワはなるべく放射線に沿わせます。放射線はあくまで目安なので完璧に沿わなくてもOKです。逆に完璧に揃えていると不自然に見えてしまうこともあります。フリルは流線ではないため、ふわふわ感が重要となります。シワも縁も丸みが大切です。


フリルのシワの形はIやし、Jのようになります。同じ所に同じシワを作るのではなくうまくバラしましょう。


凸部の両端は立体感を出すために少し間を開けておきます。


フリルをたまにでこぼこさせて違和感のない程度にフワフワ感を出すとなお良いです。

(5)フリルを膨らませる


布に面したフリル上部を削り少しだけ膨らませてフワフワ感を出します。アオリの構造でフリルを描く場合は必須ですが、俯瞰の場合も多少フワフワ感が増すのでぜひやっておいて欲しいです。

(6)奥のフリルを描く


奥に行くほど遠近法により小さめにしていきます。布を取り巻くように、布に沿うようにして「のような階段型のフリルを描いていきます。同様にシワの線も描き込んでいきます。


正確に描こうと思えば実際は凸部を横にしないといけないので図のような形になりますが、これを更に(4)と同じようにゆがめたりするのは手間がかかる上に下手に細かく描写しても汚く見えるだけなので、描きにくくなったら早めに階段型のフリルにしたほうが見栄えがよくなります。

(7)シワや陰を塗る


窪みなど、他より暗くなる部分を塗っていきます。シワを塗る際は、まず始めにシワの種類を決めておきます。種類が多すぎたり適当に付けてしまうと形がバラバラになって汚くなってしまいますし、時間短縮にも繋がります。


光源が上だからといって落ち影(赤い部分)を描くと、内側の影と繋がってしまい見栄えが悪くなってしまいます。そのため陰影は強弱や明度で彩度に差をつけるようにしましょう。落ち影を描かなくても問題ありません。落ち影はフリルに限らず他の部分でも影と落ち影は繋がっているので、基本的には同じ色で塗らないようにしましょう。

(8)陰の裾部に立体感を付ける


(4)で開けた隙間に沿って削ります。ただ、絵全体の着色時に細かい照り返しを使用する場合、その一部としてフリルの裾を削る方が絵柄に一貫性が出るので細かい照り返しなどをしない場合にはこの工程は飛ばした方が良いと思います。

(9)仕上げ


フリルを必要に応じて追加していって完成です。フリルの外側を滑らかな波形にするのもアリです。また中からフリルを出してみるとさらに面白みが増します。

フリルにはこれ以外にも裾をモコモコにして模様を付けたり、縦長で描いたりなど様々な種類があります。色々工夫してみて下さい。

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