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短時間で出来る!超効果的なデジタルイラストの練習法

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イラストの練習方法としてよく見るのが「たくさん描く」ことだと思います。でもそんな漠然とした方法だと、どのように練習すれば良いのかすら分からない人もいるでしょう。今回はただイラストやデッサンなどを模写したりするのではなく、短時間で簡単に練習ができる方法を解説します。

今回は「様々なデジタルイラストの練習法」にて紹介していた「反復練習」についてになります。

用意するもの

  • 紙やノートなど
  • 鉛筆やボールペンやシャーペン
  • タイマー(10分にセットしておく)

イラストの反復練習方法

(1)絵の構図を決める

まず始めに1~2分で絵の構図を決めます。難しい事は考えずに、どんなシチュエーションを描きたいのかを想像するだけです。ここで重要なのは、キャラクターや背景、服装や小物に至るまできっちり決めることです。キャラクターは出来ればオリジナルキャラで、人数も二人までにしておいてください。

(2)イメージしたシーンを描く

タイマーをオンにして10分で(1)でイメージしたシーンを紙に描きます。資料を見ないで、自分が想像したシーンをそのまま描き写す感じで描いて下さい。このときに注意するべきことは、10分という制限時間がついているので、一部のみを描いて時間切れにならないように、時間配分に気をつけて描きましょう。

はじめて数回は、ここまでで終わりです。ある程度慣れてきたら次のステップに進みます。

(3)絵を見返す

10分で描き終えた絵を見返します。最初にイメージした通りの絵になったでしょうか。思った絵にならなかった、こんなに描けないとは思わなかった、と感じたならこの練習方法で絵が上達する可能性アリです。

このやり方で絵を描くと、今まで気づかなかった自分が苦手としていた部分や、描けない部分が浮き彫りになるのです。もちろんそれを認識するだけでなく、直していく努力も必要になってきます。

(4)似た構図の絵を探して比較して、自分の足りない部分を自覚する

(3)でも述べたように、ただ描いてそれで終わりにしているといつまでたっても自分の苦手な部分は上手くなりません。自分の描いたイラストを見て、どういう構図で描いたのか、背景はどうなっているのかを観察し、似たようなイラストを探してきます。

似たようなイラストがなかなか見つからない、と思う人もいるかもしれませんが、完全に同じでなくて良いのです。俯瞰やアオリ、似たようなポーズを取っている絵であれば問題ありません。

手本となるイラストが見つかったら、自分の描いた絵と比較してどこがおかしいのかを観察します。上手い人の絵と見比べることで、自分はどこを苦手としているのか、またどうすれば上手に描けるのかを理解します。背景なども同じです。

反省した部分は忘れないようにメモを取ると良いかもしれません。

(5)模写をする

(4)で使用したお手本を新しい紙に模写します。アレンジなどを加えずに見たまま模写しましょう。また時間はそんなにかけてはいけません。10~20分を目安にしておきましょう。

(6)再び同じイメージで描く

反省点と模写の勉強を踏まえて、最初にイメージしたイラストをもう一度、同じ時間をかけて描きます。その際、何も見てはいけません。最初に描いた時よりも確実に上手になっているはずです。

(7)復習

(6)でいくら前よりうまくなったといっても、まだ気になる点があると思います。その場合、(4)に戻ってお手本と見比べるところからまた繰り返します。これを繰り返すことで、画力がどんどん上がります。

軽くやるだけでも効果が見込めるので、ぜひイラストの練習方法で悩んでいる人はこの反復練習方法をやってみてください。

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