簡単作業で見栄えが変化！色トレスのやり方とは

投稿日：2017.11.15　更新日：2017.11.15

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「色トレス」という言葉をご存知ですか？「色トレス」とは線画の色を周囲の塗りに近い色に合わせることで線画をなじませるというテクニックです。最近はほとんどのアニメやイラストで使われているように思います。

今回はその「色トレス」について、やり方を解説していきたいと思います。

いざ！「色トレス」を習得しよう

まずはイラストの用意です。ペイントソフトを起動し、簡単でいいのでカラーイラストを書いて下さい。

イラスト技法は人によって使用するソフトが違い、手順が変わりがちですが「色トレス」の操作の違いは殆ど無いので安心して下さいね。（当記事ではCLIP STUDIO PAINTを使用します）

線画の色を変えましょう

イラストの用意が出来たなら、早速取り掛かります。線画の透明ピクセルをロックし、色を変えていきます。

（CLIP STUDIO PAINTではこの赤丸部分をクリックでレイヤーの透明ピクセルをロックできます）

透明ピクセルをロックすると線や色が塗られている部分以外に色が塗れなくなるので色を変えたい部分から塗りがはみ出るということがなくなります。色トレス以外でも何かと便利なので活用しましょう。

線画の近くの塗りに線画の色を変えたいので、まずは変える部分の近くから色をスポイトツールで取ります。CLIP STUDIOなら右クリックで取ることができます。

このように肌の輪郭の線を塗る場合にはその近くの色をとります。

色を取ることが出来たら、今度はその色を元に線画用の色を作成します。そのままの色で線画を塗ってしまうと線画が見えなくなってしまうのでここで調整します。

基本的には取った色を黒に近づけていくイメージです。色を調整したら線画を塗り替えます。

塗り替えるとこのようになります。肌色の近くの線画が塗りに対して馴染んでいるのが分かるでしょうか？

同じように上部の髪の毛部分も線画の色を変えていきます。この際線画のレイヤーを分けてあると透明ピクセルをロックしてから塗りつぶしをするだけで色トレスが出来るので簡単になります。

こちらが色トレスが終了したものになります。外側の輪郭の線だけでなく髪の内側の線も色を変えます。

絵を見た時にうける印象が変わります

以上で色トレスの作業は終了です。他のパーツも同じように繰り返していくので難しい作業ではないです。

線画の色が変わると絵の印象が変わってくるので一度試してみるのをオススメします。

しかし個人的には線画の黒でメリハリの有る絵柄も好きですので最終的に色トレスを使用するかどうかは目指す絵柄によると思います。

自分の目指すタッチを考えて活用し、イラストのクオリティを上げていきましょう！