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色の組み合わせデザインサンプル

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色選びのコツ【暖色・寒色・同一色・無彩色】」の記事で色々と配色の基本について触れてきましたが、配色はまずベースの色を決めて、そこからどんなイメージを色に持たせたいのかを考えて作っていきます。ですが、イメージを持ったとしてもどのような色と色を組み合わせれば自然に調和するのかがイマイチわからない・・・なんて人もいるはずです。

今回はそんな人のために、配色サンプルをイメージ毎に作って見ました。またそのイメージからどのように配色を考えるべきなのか、の考え方も載せましたので、自分でも簡単に色を作ることができるようにしています。ベースカラーに困った際はぜひ活用してみてください。

春のイメージの配色

まずはじめによくイメージする四季から。春はファッションにも、食べ物にもよく用いられてますね。春をイメージさせるのは、菜の花の黄色や桃の花のピンク色、芽吹いたばかりの木々の緑、そして少し霞が狩った空の水色などです。これらを組み合わせることで、楽しげな春のイメージになります。

この季節の色の特徴は明度が高くやさしい印象があることです。色をぶつけるのではなく、グラデーションややわらかな曲線で表現するほうがより春らしくなります。組み合わせとしては、貼るの色だけでまとめる方法と白や黒、グレーなどの無彩色を取り入れる方法とがあります。色同士のコントラストはあまり大きくしない方が、春らしい柔らかさを表現できます。

明度と彩度の両方が高めの色の組み合わせが基本になります。全体に明度を上げて柔らかさを出したり、逆に明度をやや下げることでコントラストを高めたバリエーションを作ることもできます。白・黒・グレーの無彩色を取り入れても綺麗に見えます。

春のカラーチャート

夏のイメージの配色

あなたは夏というとどのようなイメージが浮かぶでしょうか。空と海の色は真っ青、雲は真っ白、そして鼻は鮮やかな赤や黄色、木々の葉の緑は濃くなっているイメージが強いのではないでしょうか。

夏は暑いです。人は暑いときに暑いモノは見たくないものです。涼感を感じさせる海や川の色、冷たい食べ物、飲み物の色、明るい木々の緑などの寒色ばかりを組み合わせるのが夏のイメージの配色です。

彩度が高い色を色相の差で強調して、組み合わせたものが基本です。全体を寒色系に寄せて涼しさを演出したり、無彩色と組み合わせて爽やかさをイメージや夏の夜のイメージを作り出すことも出来ます。

夏のカラーチャート

秋のイメージの配色

秋と言えば、イチョウやや稲穂、紅葉をイメージする人が多いのではないでしょうか。そんな秋を表すのが、黄色から赤の色相です。黄色から赤の色相は、紅葉の黄色や赤はもちろん、木の実の茶色や夕焼け、果物などの色ですよね。自然からイメージされる色が中心になっています。

組み合わせる色もやはりナチュラルなイメージのグリーンやブルー、茶色系統の色などがよく合います。逆に寒色系の色と組み合わせるとフレッシュで知的な印象になり、暖色系の色と組み合わせるとクラシカルで豊かなイメージになります。

ベースになるのは黄色から赤にかけての色相です。同系統でグラデーションカラーにしたり、アクセントとして寒色や無彩色を取り入れるのも良いです。

秋のカラーチャート

冬のイメージの配色

冬というと一般的に雪というイメージが強いと思います。雪は白ですよね。他にも冬のイメージでは、自然界にあまり「色」がないため、透明感のある空の青や無彩色に近いグレイッシュなトーン使いが、見る人に冬らしさを感じさせられます。

また冬にはクリスマスやお正月などの多くのイベントがあるため、象徴的な配色もあります。赤・緑・白の組み合わせや金・銀などのイベントの装飾を思わせる色は、冬のイベントを連想させるため、これも冬のイメージの配色になります。

配色を考える際は、白~黒の無彩色に、部分的に、雪や氷をイメージさせる鮮やかな寒色系の色を取り入れたものがベースになります。さらに寒色・暖色を追加したり、赤や緑などの面積を増やしてシーズン感を強くすることも出来ます。

冬のカラーチャート

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