イラスト制作の基礎知識

CLIP STUDIOの基本的な使い方

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CLIP STUDIOのインターフェース

CLIP STUDIOには他のイラストソフトと比較してもウインドウの数が多いため、きちんとどれがどの役割を持ったウインドウかを確認しておかなければいけません。ウインドウが多いとハードルが高い印象を受けるかもしれませんが、1つずつ確認していくとなぜウインドウが多いのか、また多数の便利な機能があることがわかると思います。まずはどんなパレットがあるのかを確認していきましょう。

CLIP STUDIOのウインドウ

CLIP STUDIOはイラストを描く以外にも漫画を描く機能があります。今回はCLIP STUDIOの使い方は漫画を描く方をメインに説明していきます。

CLIP STUDIO PAINTを起動して、漫画を描くための「複数」のページのキャンバスを作成すると、上図のように表示されます。

(1)キャンバス


ここで絵を描いたり、トーンを貼ったりなどの作業を行います。

(2)ページ管理ウインドウ


漫画などの複数ページを描く際に、全てのページのサムネイルを表示して、進行状況を確認することが出来ます。ページを追加したり、削除したりなどの作業もこのウインドウで行うことが出来ます。

(3)表示の拡大拡小


キャンバスの下にあるためわかりにくいかもしれませんが、ここでキャンバスやページ管理ウインドウの拡大拡小・回転を行うことが出来ます。

(4)キャンバス切り替えタブ

複数のデータを開いている時に、タブをクリックして編集するデータを選択します。ページ管理ウインドウで開いているデータをキャンバスウインドウ側で表示するなど、タブをドラッグして入れ替えすることが出来ます。

(5)メニューバー


メニュー項目が並んでいます。よく使う者は、コマンドバーに並べたり、ショートカットキーを設定したりすると作業が早くなります。

(6)コマンドバー


各種機能のアイコンが並んでいます。使わないものを削除したり、欲しいものを追加したりなどカスタマイズ出来ます。

(7)ツールパレット


絵を描いたり消したり、トーンを貼ったりする道具が並んでいます。サブツールパレットに並んでいるものをツールパレットに並べる事も出来ます。

(8)サブツールパレット


設定の異なるツールが並んでおり、作業によって使い分けます。自分流の設定のサブツールを創ることが出来ます。

(9)ツールプロパティパレット


作業に合わせて設定を変更します。ここに表示されている項目だけではなく、サブツール詳細パレットで更に細かい設定が出来ます。ツールプロパティパレットの表示項目は使いやすいようにカスタマイズ出来ます。

(10)ブラシサイズパレット


様々なサイズが並んでおり、選択して使います。ツールプロパティパレットでも、ブラシサイズを自由に調節することが出来ます。

(11)カラーパレット


カラーイラストなどを描く場合に使うウインドウです。通常の漫画のようなモノクロ作品では、ほとんど使いません。

(12)ナビゲーター/サブビューバレット/情報パレット


ナビゲーターパレットは拡大拡小や表示の移動などが出来ます。サブビューパレットは主にカラー作品を描くときに使います。ここに絵のデータを表示して、色を取得することが出来ます。

情報パレットは、システムのメモリ負荷率や位置情報が表示されます。それぞれ100%に近くなると、動作が重くなります。

(13)レイヤープロパティパレット


レイヤープロパティパレットは選択中のレイヤーにより表示される項目が違います。例えばラスターレイヤーで「効果」>「トーン」をONにすると下図のようになります。

(14)レイヤーパレット/ヒストリーパレット/オートアクションパレット


レイヤーパレットは枠線を切ったり、吹き出しを描いたり、絵を描いたりなど作業によってレイヤーを分ける場合に使います。

ヒストリーパレットは作業の記憶が残されています。任意の作業をクリックすると、その時点に戻ります。

オートアクションパレットは操作を記憶しておいてクリックすると一発でその作業をやってくれる機能です。

(15)素材パレット


模様トーン素材、フキダシ素材、3D素材、ブラシの元素材などが揃っています。素材は探して追加することや、自分で作ったものを公開することもできます。

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