【CLIP STUDIO PAINT】オリジナルブラシの作り方！基本のキを徹底解説

投稿日：2022.02.18　更新日：2022.02.18

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自分で描いたイラストをベースにカスタムして理想のブラシを作りたい！漫画やイラストでよく使うパーツをブラシにして時短したい！難しそうに思えるオリジナルブラシですが、実はとってもかんたんなんです。そんなオリジナルブラシの作り方の基本をご紹介しますよ。

実はかんたんだったオリジナルブラシ作り

自分で描いたイラストをブラシに……なんて聞くと、とっても難しそうですが、意外とかんたんです。

イラストを描いて、選択範囲で囲って素材登録。あとはブラシのサブツール詳細から読み込んで好みの設定に変更するだけ。

プリセットから理想に近いブラシを選んで複製して、それをベースに作ってしまえばさらに楽々かんたんです。

ひとつの画像からも、こんなにいろいろなブラシが作れます。

登録方法やそれぞれの設定の効果をひとつずつ解説していきますよ。

描いたイラストを「ブラシ先端素材」にしよう

描いたイラストをブラシの素材として登録しましょう。

ブラシにするイラストは、表現色「グレー」か「モノクロ」がおすすめです。こうしておくと、ブラシとして使う時に色を変更できるようになるからです。

背景が透明になっている事も確認しましょう。

選択範囲で囲ったら、「編集」メニューの「素材登録」から「画像」を選択します。

任意の名前をつけ、「ブラシ先端形状として使用」にチェックを入れます。

後から探しやすいように、保存先のフォルダを指定して、タグもつけておくのがおすすめです。タグは検索するときに役立つので是非つけておきましょう。

これでブラシの先端素材としての登録は完了です。

オリジナルのブラシを作ろう

先ほど登録した素材でオリジナルのブラシを作っていきましょう。

まずはすでにあるブラシの中からイメージに近いブラシを選びます。まるっきり1から作るよりも既存のブラシをカスタムする方が早いです。

ブラシを選択したら、「ブラシを複製」ボタンを押して複製しましょう。

好きな名前をつけて、アイコンはそのままでも良いですが変更した方がわかりやすければ変更します。

複製したブラシをカスタムしていきます。

スパナマークを押してサブツール詳細を開いたら「ブラシ先端」の中から「素材」を選択します。

「素材を追加」ボタンを押します。

左上の検索ボックスで先ほど素材を登録するときにつけたタグを入力します。

登録した素材が出てくるので選びましょう。

ブラシに元から登録してあった素材が残っているので忘れずに削除します。ゴミ箱ボタンを押せばかんたんに削除できますよ。

これで描いたイラストがブラシとして使えるようになりました。

ブラシのカスタム方法とそれぞれの効果

オリジナルブラシをさらに細かくカスタムしてみましょう。

「サブツール詳細」からいろいろな調整ができます。

「間隔」は画像同士の密度が変更できます。

「連続吹き付け」はペン先が止まっても連続して画像を吹き付け続けます。

「リボン」にチェックを入れると画像がリボン状に並んで出力されるようになります。

「繰り返し方法」は複数のブラシ先端素材を登録した場合に有効です。複数の素材をどのように繰り返すかを設定できます。

1本に繋がった「リボンブラシ」を作る

ただ画像を吹き付けるだけではなく、1本のリボンのように繋がって出力するブラシも作ることができます。

このように上と下が繋がるように選択範囲で囲み、素材登録します。

はじまりとおわりは必ず位置を合わせてくっつくようにしましょう。

この画像をブラシ先端素材にしてリボンブラシとして出力すると、このように繋がります。

描画色と背景色に連動して色を変えられるブラシを作る

描画色だけでなく背景色とも連動して2色で出力されるブラシを作りましょう。

方法はかんたんで、このように背景色で出力したい部分を白で塗ったものを部らし先端素材として登録するだけです。

白い部分は背景色と連動して色が変わり、様々な色の組み合わせを楽しむことができるようになりますよ。

様々な設定を変えてオリジナルブラシを楽しんでみよう

今回ご紹介したものはよく使う基本的な設定ですが、他にも様々な設定ができるのでいろいろいじって試してみると楽しいですよ。

例えば「散布効果」ではこのようにランダムで出力されますし、筆圧やペンの傾きに連動させてペンの太さや画像のサイズが変わるようにすることもできます。

まとめ

覚えておくと便利な、オリジナルブラシの作り方。理想のブラシを作るのはもちろん、スカートのレースやジッパー等、よく使うものを登録しておけば時短にもなります。

細かくカスタムもできるので、いろいろ試してみると楽しいですよ。

作り方は意外とかんたんなので、是非トライしてみてくださいね。