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拡散光・ハイライト・シャドウ・明暗境界線について

影は光源の位置を変えることで出来方が変わります。影は立体感だけでなく、時間帯や季節感も表現出来ます。光源をしっかり設定して、作品に適した影を描きましょう。ここでは光源を決めることで定まる明暗についての考え方と、2次元的な光についてふれていきます。

基本の形をおさえる

イラストの基本中の基本!立方体・球体・円柱について」でも記載した通り、イラスト内で表現する明暗の基本は、球体や立方体といった単純な形に光が当たったときの「影」です。まずは、この基本となる明暗を理解し、正しいコントラストを学びましょう。

明部には最も強く光を放つ「ハイライト」が、暗部には最も光が届かない「シャドウ」があります。始めはこの2点を抑えながら、光源を意識していきます。また、光源の位置が変わると明部と暗部が大きく変わります。

明るい太陽光では明暗がはっきりと別れますが、曇天では明部と暗部の境界が非常に緩やかな表現になります。このように、光源の光量や反射面の決定は、対象や空間を非常に豊かに再現します。

拡散光

光源から照らされたときに色々な方向へ拡散して反射する光を「拡散光」と言います。拡散光では曇天の画像のようにはっきりとした明暗境界線や、明部や暗部が生まれません。また、光源より注がれる光量が多いほど、照らされた面は明るくなる傾向にあります。

ハイライト

イラスト内で最も明るく見える部分を「ハイライト」と呼びます。光源を直接反射するため、強い光を放ちます。また、しばしば光源の色がそのまま反映されることもあるほか、反対部の境界線の強弱は素材によって変化します。

反射光

反射光とは、光が物体の表面にアタリ跳ね返る反射の現象により生まれた光のことです。物体に当たらずに、壁や床から反射し、結果物体を後方から照らす場合もあります。特に写実的な表現において活躍する、重要な技術です。

シャドウ

シャドウとは主光源のほかに、反射光などの2次元的な光の重なりが少ないときに生まれます。明暗境界線を越えたすぐ側が最も暗いとされ、ここを残して描くと物体の形状に力強い印象を与えます。「最明暗」と呼ばれることもあり、ハイライトと対照的なテクニックになります。

明暗境界線

天体用語で明暗境界線とは、惑星においての光の当たる昼と暗い夜の間に存在する線を示しますが、ここでは物体の明部と暗部の境界が切り替わる部分に現れる境界のことを示しています。

この境界を越えると、影になると覚えましょう。直接光のような強い光では、明暗境界線はくっきりとして細かくわかりやすいですが、間接光のようにやわらかな光源になると境界も曖昧で緩やかになります。

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