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光源の向き、高さ、強さ、色を理解する

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光の向き、高さ、強さで影の出来方が変わる

イラストの基本中の基本!立方体・球体・円柱について」でも説明しましたが、光源の位置や、光の強弱で影の出来方は変わってきます。影が出来ることで、立体感を出すだけでなく、時間帯や季節感も表現出来ます。

例えば短い影を描くと、太陽が真上に来ていることになり、日中の時間帯が表現出来ます。また、強い影は夏の光、弱い影は冬の光などの季節を表現出来ます。光源をしっかり設定して、作品に適した影を描きましょう。



光源が移動した時の、光の当たり方、影の伸び方を確認してみましょう。光には、順光(正面から当たる光)、逆光(反対側から当たる光)、トップライト、フットライトなど、光源を表す様々な呼び名があります。どのような影なのかを理解するだけでも、背景を描く時などに役に立つため、表現の幅が広がるので是非覚えましょう。


光源を斜め右に設定し、光源より高い位置から立方体を描くと、立方体の影は低い位置の斜め右から光が当たっているため、左奥へ影が伸びていきます。

光源で変わる色の見え方

光は時間や光源の種類で色の見え方が変わってきます。日中の光(太陽光)は、白いものが白く見えますが、夕方や電球では全体的に赤色が、月明かりや蛍光灯では青色に変わります。実際描く時は、光源の種類によってモチーフの色がどのように変わるのかを想定しながら、色を作って描き進めましょう。


白、赤、緑、青、黒の色が、光源によってどのように変化するか視覚化してみます。同じ光源でも色の変化の仕方がよくわかります。太陽光を基準に外側へ向かう変化を見てみましょう。赤や緑は最初のうちは変化が少ないのに比べ、青は最初から光源の色に影響されています。

調整レイヤーの作り方

調整レイヤーは、元の画像のレイヤーを変えずに色調やコントラストを変えることが出来ます。画像の部分をクリックするかもしくは、メニューのレイヤータブから「新規調整レイヤー」を選択し、使いたい調整の項目を選びましょう。元の画像に変化を与えることがないので、簡単に元に戻ることが出来ますが、調整レイヤーを重ねた画像は重ねるだけ劣化していくので注意が必要です。

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