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「対称定規」を使って簡単に雪の結晶を描く方法

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雪の結晶を描くのって一見複雑で大変そうですが、あるツールを使うとあっという間に描けちゃうんです。そんな雪の結晶の描き方を、ツールの使い方と一緒にご紹介します。

定規ツールの「対称定規」でかんたん雪の結晶

「対称定規」を使えば、普通に描くよりもとってもかんたんで綺麗に雪の結晶が描けます。

「対称定規」は、雪の結晶の他にも、レースや模様を描くときにもとっても役に立ちます。

複雑で面倒な模様があまりにかんたんに描けるので、とっても楽しいですよ。

雪の結晶を描くために「対称定規」の設定をしよう

まずは定規ツールの「対称定規」を開きましょう。ツールプロパティを開くと、いろいろと設定ができるようになっています。

雪の結晶は6角形がベースなので、「線の本数」を「6」に設定しましょう。

ツールプロパティの「角度」を変更すると定規がぐるぐる回転します。

スライダーをグリグリ動かして好みの角度にしましょう。

これで準備はOKです。

「境界効果」でふちどりペンにすれば雪の結晶がさらに楽々

そのまま描いても良いのですが、レイヤープロパティから設定を変えて描いた線がふちどりペンのようになるよう設定すると、雪の結晶がさらに楽々です。

レイヤープロパティを開きます。アイコンが4並んでいる中の丸いマーク=「境界効果」をクリックしましょう。

「境界効果」がオンになって、このレイヤーに描いた線は全てふちどりされるようになりました。

あとはフチの太さと色をお好みで設定すれば準備OK。今回は雪の結晶を描くので水色やグレーのような雪を連想させる色にしますよ。

さらにペンの設定で手ぶれ補正を強めにすると綺麗な線が描きやすくなっておすすめです。好きなペンを選んだらサブツール詳細から設定しましょう。

雪の結晶を描いてみよう

準備ができたので雪の結晶を描いてみましょう。

「対称定規」の上に枝のような模様を描いていきます。

するとこんな風に、描いた線が他の角にも自動で複製されていきます。

「対称定規」のツールプロパティで角度をグリグリ変えながらどんどん描いていきましょう。

定規の移動は「操作」ツールの「オブジェクト」を使うと良いですよ。

ペンの太さも変えながら、どんどん描いていきましょう。

描いたものをブラシ先端素材として登録し、オリジナルブラシにすればさらに簡単にたくさんの雪の結晶を散りばめることができます。

上からレイヤーを重ねて明るめの色を「加算(発光)」や「オーバーレイ」で重ねたり、レイヤーをコピーしてフィルターの「ガウスぼかし」をかけたりすると、これだけでちょっとした背景になりますよ。

とってもかんたんに、楽しく、雪の結晶を描くことができました。

まとめ

一見複雑な雪の結晶も、「対称定規」を使うととってもかんたん。さらにレイヤーに「境界効果」をつければもっと楽々描けちゃいます。

ブラシを作って散りばめたり、加工して色を調整すれば、それだけでかんたんな背景になりますよ。

「対称定規」は、雪の結晶の他にもレースや模様を描くのに役立ちます。是非試してみてくださいね。

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