背景の描き方

ホーム / 初心者向けイラスト制作講座 / 背景の描き方 / 日本刀の描き方!失敗しない7つのコツと漫画原稿での仕上げ方

日本刀の描き方!失敗しない7つのコツと漫画原稿での仕上げ方

投稿日: 更新日:

キャラクターが日本刀を持っていると、それだけで絵になるしカッコイイですよね。今回は日本刀の失敗しない7つのコツと、漫画原稿で描くときの仕上げ方法をご紹介しますよ。

日本刀が上手く描けない原因とは?

重厚でかっこいい日本刀。なんとなくで描いてしまうと、重厚さが出ず安っぽくなってしまいがちです。形をちょっと間違えると剣のようになってしまうことも。

原因は、日本刀の形がしっかりと頭に入っていないことにあります。

剣と似ているようで全く違う形をしている日本刀。逆に言えばこの特徴的な形さえ頭に入れておけばもう日本刀で失敗することはなくなります。

日本刀の特徴を意識するだけで、グッとそれらしさが増しますよ。

さっそく見ていきましょう。

日本刀を失敗せず描くための7つのコツ

7つのコツは7つの特徴です。どれも剣にはない特徴なので、知っているだけで刀らしさがグッとアップします。

失敗例と比較しながら見ていきましょう。

【コツ1】切っ先の形を山形にしない

刀の切っ先は山形ではなく、片側だけ。切る側だけが、斜めになり鋭く尖った形をしています。両側が斜めの山形にすると刀ではなく剣のようになってしまうので注意です。

【コツ2】切る側=白い部分は下にする

刀を構えるときは、切る側を下にして持つので、日本刀単体で描くときも切る側=白い部分を下側に描くと一気にそれらしくなります。

【コツ3】は黒とグラデと白の3色

刃の部分とそれ以外の部分の2色で描いてしまいがちですが、観察すると側面は角ばった美しいデザインをしています。このカクッとした部分で色がガラッと変わるので、3色の構成で描いた方が刃の重厚さが出ます。

カクッと盛り上がったところは黒く、刃は白く、その間は美しいグラデーションで仕上げましょう。

【コツ4】持つところは紐をクロスさせて巻きつけるように

刃や全体のシルエットにばかり目が行きがちですが、日本刀は持つところも重厚でかっこいいです。をしっかり描くか描かないかでも日本刀らしさに大きな差が出ます。

紐状のものをクロスさせながら巻き付けているようなイメージで、クロスした部分もよく観察してしっかり描き込むとチープさが消えて本物らしくなりますよ。

【コツ5】刃は真っ直ぐではなくやや弧を描いている

日本刀はぱっと見まっすぐな印象を受けるかもしれませんが、よく見るとゆるやかに弧を描いています。これを意識するだけで、日本刀の持つ鋭い印象が出せます。

【コツ6】

刃の長さは思ったよりも長いです。短く描くと短刀や脇差になってしまうので注意。柄のだいたい3倍くらい。全体の約4/3が刃だと覚えておきましょう。

ちなみに柄を入れた全体の長さは95cm。成人男性の身長の半分強あるので、人物と一緒に描くときはそれも意識すると失敗しませんよ。

【コツ7】剣の感覚で描かず鍔は気持ち小さめに

剣は鍔がガッシリ大きいので、剣が頭に入っている状態で日本刀を描くと日本刀の鍔まで大きくなってしまいがちです。日本刀の鍔は小さめです。実物を見て大きさを確認してから描きましょう。

日本刀をもっと上手く見せるためのポイント

ご紹介した7つのコツだけでも十分に日本刀らしさが出せますが、さらにワンランクアップさせるためのポイントです。

日本刀はゆるやかに弧を描いていますが、よくよく見ると手で持つところに近い方はカーブをしており、切先に近づくほど直線になっています。

つまり、日本刀全体のカーブを楕円定規等で描くと正しい日本刀の形ではなくなってしまうという事です。

手で持つところの近くを曲線定規等でほんのりカーブさせたら、刃の中央から切先までは定規で真っ直ぐ描きましょう。日本刀らしい鋭さが際立ちますよ。

切先にも注目です。よくみると刃の背の方に数ミリ幅でカクッと段差が入っています。刃のベタ部分は端から少し隙間を開けて塗ると良いですよ。

切先の斜めに差し掛かる位置に、横にカクッと線が入っているのも注目です。色を塗る時やトーンを貼る時、ここで切り返しをかけるとリアルです。

持つところも丁寧に。さらによく観察すると、一本の紐ではなく、いくつかの紐が束になったようなものが太い紐となってねじれながらクロスして巻き付いているのがわかります。塗る時に意識しましょう。

漫画原稿で日本刀を描く!ペン入れから仕上げの例

白黒の漫画原稿で日本刀を描く場合の仕上げの一例です。

刃はベタとグラデトーンとホワイトの3色で。グラデトーンは波状に削りを入れると◎です。クッキリした部分とぼかしを入れた部分でメリハリを作るのもポイント。

持つところは、紐がクロスしているところの中心から放射状にベタを塗ると質感を出せます。

日本刀は鍔も持つところも様々なデザインがあり色の組み合わせも多種多様なので、これはほんの一例です。いろいろな刀を観察して、自分好みの一本を描いちゃいましょう。

まとめ

一歩間違えれば剣や短刀のようになってしまいがちな日本刀。7つのコツを頭に入れておけばもう実際しません。

刃の形や持つところもしっかり描けば、日本刀が持つ重厚で鋭い雰囲気が出せますよ。

さっそくキャラクターに持たせてみましょう。きっとかっこいいイラストが描けますよ。

おすすめの記事

このカテゴリの記事

絵師ノートとは

こんにちは!燈乃しえ(とうのしえ)です!絵師ノートはイラスト制作に役立つ情報をお届けします。イラスト制作の基礎知識、上達の方法、顔や背景の描き方など実践的な記事を取り揃えています。また、イラスト制作におすすめのクリエイター向けPCや周辺機器も紹介しています。