背景の描き方

階段、螺旋階段の描き方

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パースで描くのにだんだん慣れてきたらどんどん難しいものに挑戦していきましょう。数をこなすことによって背景を描く際に抵抗がなくなり、意外と簡単に描けるということがわかってきます。

階段を描こう

一般的な階段の描き方

段の高さはだいたい15cmくらいなので、地面からHLまでで10段前後入ることになります。HLから下の段は踏面が見えて、HLより上の段は見えなくなります。簡単に見えて意外と描くとごちゃごちゃしているのでポイントを抑えて描けるようになりましょう。


HLとVPを求めます。VPは見える位置に1つ(この絵だと右手)、左の方の遙か彼方に1つ、垂直方向に1つの3つです。見えているVPからの線はともかく、残り2つはどうしようもないので簡易的なパースラインを引いて描いていきます。


各階段に垂直方向に線を引いておきます。面も求めておきます。(上記で描いたパースラインに沿って描けば簡単に描けます)


踏面を描きます。


手すりはパースラインに沿って四角を描く要領でガイドを引いておきます。


パースラインが引けたら清書していきます。まずは手前の階段から描いていきます。階段は全てパースラインから外れないように注意します。踏面は最下段からHLに近いほど幅が薄めに見え、HLより上は全く見えなくなります。


奧の段を描いていきます。先ほど述べた通り踏面はほとんど見えません。階段のポイントは蹴上げは垂直に、踏面は水平面なので踏面の奥行きは必ずHL上のHL上のVPへ向かいます。


手すりは厚みがあるのでダブル線で描写していきます。

螺旋階段の描き方

普通の階段が描けたら今度は螺旋階段を描いていきます。螺旋階段はとても難しい形をしています。写真や実物を見るなどして理解して描くようにしましょう。螺旋階段を円柱体に入れるようなイメージで描いていきます。


HLを引き、垂直線(中心軸)を引いて円柱体を作ります。地面から2階の床の高さまでがだいたい3.0mと考えるとHLはだいたい1.5mなのでちょうど円柱の真ん中にきます。


円柱体の外周を通る螺旋を描いていきます。これが螺旋階段の形になるので注意して描いていきます。


中心軸に踏面の付け根を等間隔になるように段数分点を取っていきます。だいたい地面からHLまで7段分くらいでしょうか。円柱体の外周を通る螺旋まで線を引きます。


ガイドが引けたら清書をしていきます。まず中心の柱を描きます。


続いて階段部分を描いていきます。重なりを理解して1段ずつ描いていきます。


手すりを描けば完成です。手すりや段の厚みはダブル線で描きます。

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