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部屋の描き方(2)~実践編1~

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今回は実際に部屋を描いていく練習を行います。基本を抑えておけば特に何事も問題なくバッチリ部屋が描けるようになってるはずです。

内装材の描き方

今回は部屋を描くので、実際に部屋で使われている床や壁といった内装材が描けなければいけません。どんな素材でも透視図を使えばうまく描けるので、軽く頭に入れておきましょう。

フローリング(縦方向)


VPからグリッドを引いて、等間隔に分割すれば良いだけです。ところどころに水平方向の目地を描きましょう。大体フローリングの目地は1個ずつ等間隔になっているので同じような位置に目地を入れてあげると良いです。レンガなども似たような方法で描けば良いです。

フローリング(横方向)


底面に等間隔のグリッドの点を打って、VPからパースラインを引いたら、正方形の対角線を引いてその交点が水平の目地の位置になります。

畳(縦横両方)


正方形の対角線とVPからのパースラインの交点を出します。この交点に向かって左右から水平方向にラインを引いて、さらに上下からそこに向かってラインを引きます。これで形が取れたので、後は畳の縁を描いてあげればOKです。

タイル


底面に等間隔にグリッドを打ち、そこに向かってVPからラインを引きます。正方形の対角線を取り、先ほどのVPとのラインの交点を求めたら、そこを基準にして平行にラインを引けばOKです。

腰板


まず、任意の大きさで取った壁を分割法で2等分し、2つに分けます。腰板の高さを決めたらVPから引いて、その中にいたが数枚入るように描きます。板の位置は先ほどのタイルなどと同じ要領で位置を決めます。

格天井・竿縁天井


天井のラインを決め、4等分してグリッドを打っておきます。グリッドに向かってVPからパースラインを引きます。奥を決めたらタイルのときなどと同じように分割法を使って分割していきます。

このように基本さえしっかり抑えておけば簡単な床や天井はパース通りにしっかり描くことができます。。

パースを使ってリビングを描いてみよう

1点透視で描く


HLとVPを設定します。今回は立った状態を想定してHLを若干高めに。底面には4等分したグリッドを打っておきます。


床のグリッドを作りましょう。正方形を取り、対角線から起こします。


大体の空間が描けたら家具の配置をします。今回は簡単なリビングを想定して描くので、ソファーとテーブルがメインになります。あと天井にはシーリングライトを配置してみましょう。


家具の位置が決まったら高さを取ります。床からHLの高さを基準にして高さを求めて家具のフレームを作ります。


フレームができたら後は清書です。細部まで描き込みます。ドアと窓も追加しました。

2点透視で描く


2点透視なのでHLとCPの設定です。今回も若干高めの目線で作ります。CPは手前側の壁とHLの交点に打ちます。底面には4等分したグリッドを打ちます。


床のグリッドを作りましょう。CPから床のグリッドの点に向かって引きます。正面側には簡易のパースラインのガイドを入れておきます。


VPを設定し、先ほどのCPからのラインと簡易のパースラインの交点に向かってパースラインを起こして床のグリッドを作ります。


壁を起こして空間を作ったら、家具の配置をします。今回はテレビ台、ソファを置きました。テレビ台の上にはテレビが乗っていますが後々描きこむので放置します。


HLを基準にして高さを取り、フレームを作ります。


後は描き込めば完成です。カーテンの端は曲線にせず垂直にするようにしましょう。

このようにパースさえ理解していれば簡単な室内は完全に描ける様になります。全ては基本の通りなので、パースは基礎が出来ていないと全く理解できませんが、少しでも理解しかけていると背景を描くのが簡単になるばかりか、楽しくなるようになりますよ。

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