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自動車(セダン、ワゴン車)の描き方

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簡単な室内が描けるくらいになったら、次は複雑なものが描ける様になりましょう。少しずつ段階をつけて練習していけば描けないものはなくなっていきますよ。

自動車を描こう

自動車は日常生活でよく見ますが、イラストで描こうとするとかなり難しい形をしています。そんな車をパースを使って描ける様にしましょう。基本さえ出来ていたら全く難しくありません!大体のプロポーションを把握して描くのがコツです。

セダンの描き方

車と聞いてまずイメージするのがセダンの形状の車ではないでしょうか。タクシーの形状もこれですね。基本的にドアが4枚、エンジンルームやトランクルーム、キャビンが独立しているもので、3ボックスとも呼ばれます。まずはこの形状の車から描く練習をしていきましょう。


まず自動車の入る箱体から描いていきます。他のものと同じくHLとGLを決めます。今回は真横から見た車ではなく、車を斜めから見たように描きたいので、GLは前のタイヤと後ろのタイヤが地面に設置ような斜めの線を引きます。


HLとGLを決めたら奥側のパースラインのガイドを引きます。今回は2点透視の箱体なので、簡易的なパースラインを用います。(奥側のVPがかなり遠い位置にあるため)とはいってもそこまで厳密に決めなくても軽く角度をつけて描いてあげるだけでも良いです。


ここまで出来たら、車が入る箱体を作っていきます。まずGLを分割法を用いて3等分します。すると3つの箱体が出来ます。


次にこの箱の垂直方向の線を3分割し(先ほど作った交点を利用すれば簡単に3分割できます)、一番下はさらに2分割します。これで車を描く箱体の下準備は完了です。


車の下描きをしていきます。タイヤは3等分した箱の底面をさらに2等分して接している部分を出します。高さも垂直方向の半分程度です。


清書していきます。清書の手順としてはまず地面からの位置がずれないようにするために最初はタイヤから描いていきます。


タイヤが描けたら車のボディーラインを描きます。下書きでは車のボディは直線的に形を取っていましたが、清書のと気はなだらなか曲線になるように描きます。


輪郭が描けたら細かいディティールを描き込んでいきます。ボディラインや細部の描き込みは絶対に資料を見ながら行ったほうが良いです。形を確認しながら描きましょう。

ワゴン車・軽自動車の描き方

車が何台かある風景を描くなら、なるべくたくさんの車種を描けたほうが良いです。セダンと描き方が似ていて描きやすいワゴン車や軽自動車を描ける様に練習しましょう。


ワゴンタイプはセダンとほぼ同じプロポーションで、屋根が後ろに長いのが特徴です。


軽自動車は後輪が2つ目の線上にきて、後ろの長さが短くなります。


この特徴を抑えておけば、後はセダンの時と同様の手順で描いていけばいいだけです。

どの車にも言えますが、タイヤは円形に出来ていても斜めから見たアングルになると楕円形になります。縦に長くなるように描きましょう。

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