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複数のVPがある本、書籍やグラス、瓶の描き方

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複数のVPがある書籍、本の描き方


イラストには複数の2点透視で描かれているようなものもあります。これらの描き方もきちんと把握しておきましょう。
VPは複数あってもHLのラインはひとつだけです。HL上に複数のVPが存在していると考えます。


手前に開いてページがめくれている本を描いていきます。2点透視の箱体の描き方で箱を描いたら、中心を出しておきます。


描けたら清書します。ページの重なりはダブル線の要領で、めくれは円の軌道上になるようにしましょう。


奥に配置する重ねた本2冊を描きます。これも2点透視を利用して箱体を描きますが、今回は重なるように、なおかつ同じ大きさになるように見た目で揃えていきます。


重なっているものを描く場合、上から描いていきます。本のページを表現するためにダブル線を活用し、また表紙などは若干厚みを描いてあげるとよいです。

3点透視でのグラスや瓶の描き方

透視図の中には1点や2点の他に3点透視もあります。3点透視で見ることによって近くからのぞき込んだような迫力のあるアングルを作ることが出来ます。

あまり3点透視では背景を描くことはないでしょうが、手順を覚えておくといざ描く時の基礎になります。今回は簡単な小物類(グラスや瓶)なんかを3点透視を用いて描いていきましょう。


まずHLと垂直線を求めておきます。


高さ方向のパースラインを求めます。垂直線から等間隔になるようにHL上と下の方の水平線に点を打ち、これを結ぶと高さ方向のパースラインになります。簡易的なパースラインを作るときと同じ方法ですね。3点透視のVPは垂直線上にあるからです。


このパースラインを基準にしてグラスや瓶を設置していきます。中心軸とそれに必要な楕円の中心線だけ描いておけばよいです。


ガイドを書いたら清書をしていきます。コップは口部分の楕円と底の楕円を描いて間を繋げましょう。


同じ要領で瓶を描いていきます。3点透視の絵なので垂直方向の線が少し斜めになるのに注意して描きます。


ラベルやグラス内の水、グラス・瓶の透け感などを描いていきます。

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