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超快適に描きたい!プロがおすすめするPCと液タブの選び方

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2020年は超快適に作業するために環境を一新してみませんか?もう遅延やフリーズはしたくない!プロの漫画家やイラストレーターが選ぶ「これなら超快適!」なクリエイター向けPCと液晶タブレットのスペックをご紹介します。

印刷向けのイラストやページ数のある漫画を描くのは超重い!

例えばスタンプやアイコンのような小さいイラストや、ネットで公開するそこまで大きくないイラストを描くならPCも液晶タブレットもそこそこのスペックがあれば快適です。

ですが印刷向けに解像度の高い大きなイラストを描いたり、何ページもあるストーリー漫画を描いていると途端に重くなり、クリエイター向けにカスタマイズされたPCでないと遅延が発生したりフリーズが頻発してしまいます。

今回はそんな遅延やフリーズとおさらばしたい人たちのために、実際のプロの漫画家やイラストレーターの意見をもとに作業環境を超快適にするPCと液晶タブレットのスペックをまとめました。

漫画やイラストを超快適に描くための液晶タブレットの選び方

まるで紙に描いているかのようにストレスなくスイスイと描くために、どんな条件を満たした液晶タブレットを選べば良いのでしょうか。

液晶のガラスが薄くて視差が無い

紙に描くような感覚といえば視差の無さ。視差とはガラスの厚みによるペン先と画面できるスキマの事です。

これが無いほどアナログのようにペン先からダイレクトに線が引いている感覚になります。細かな違いに思えますが、視差の無い機種を経験してあまりの描きやすさに感激する人は多いですよ。

遅延やジッターが起こらない

遅延の無さはかなり重要です。せっかく視差が無くてもペン先の動きに描写が追い付かなければ意味がありませんよね。

ゆっくり線を引いたときに起こる線の揺れ=ジッターが起こらないかも描き味に大きく左右します。

このあたりは公式で発表されているスペックを見ただけではパッとわからない部分です。実際にページ数の多い漫画やサイズの大きいイラストをたくさん描いている人の感想を参考にすると良いですよ。

筆圧レベルが高い

やはり筆圧レベルも重要です。筆圧レベルが高いほどペン先の力の強弱を敏感に感知してくれるので、高ければ高いほどアナログのようなダイレクトな描き心地を体験できます。

試し描きでグルグルやジグザグを描いた程度ではピンとこなくても、実際にペン入れや細かい着色をしていると筆圧レベルの高さの違いはハッキリと出ます。8000以上あれば描き心地◎。

サイズは小さすぎず大きすぎず

伸び伸びと描くには液晶タブレットのサイズも重要ですよね。やはり小さいと描いていて圧迫感があるのでそれだけでもストレスです。

のびのびと描くには16インチ以上を選ぶと良いですよ。24インチ以上あればだいぶ余裕が出ます。ただ32インチになってしまうとサイズも横幅だけで80cm以上になり、重さも13kgと持ち上げるのも一苦労で扱いが大変なので注意。

画面の解像度が高い

画面の解像度が高いとドットの目が細かくなるので描いた線の描写がなめらかになります。

例えば4K対応の液晶タブレットだと、通常なら拡大をしなければ描き辛いところもそのままのサイズで難なく描けちゃいます。トーンのドットもハッキリと出てくれるので書き出し後の画面のイメージも掴みやすいですよ。

タッチ機能は無しの方が実はおすすめ

指で触れると画面移動やピンチアウトで拡大縮小ができるタッチ機能ですが、一見タブレットのように使えて便利そうですが実はタッチ機能の無い機種の方が人気だったりします。

理由は今のところまだまだ挙動がスムーズとは言えない事と、ペン先以外にも反応してしまうので予期せぬ動きをする事が多い事。

PCで描くならタッチ機能よりもキーボードでショートカットキーを駆使したり左手デバイスを使った方が反応も素早くスムーズです。タッチ機能の有りと無しを選べる機種なら、挙動も安定するので無しがおすすめですよ。

超快適なクリエイター向けPCの選び方

スペックが低いと描写の遅延や画面のフリーズが頻繁に起こってかなりのストレスに。スラスラと超快適に描くためにはPCのスペックがかなり重要です。

遅延やフリーズすること無く描けるCPUとメモリ

イラストや漫画を描いていて一番のストレスになるのが遅延やフリーズです。突然強制終了までされてしまった日には絶望感に包まれますよね。

遅延やフリーズを無くすにはCPUとメモリが重要です。CPUは「Intel Core i7」以上を。メモリは16GB以上あると遅延やフリーズ知らずの超快適なPCになりますよ。

3D素材がヌルヌル動くグラフィックボード

背景や小物の素材としてだけでなく、パースをきかせた画面の人物のアタリを取ったり、人物と背景の位置関係を掴むために下描きのベースにしたりと大活躍の3D素材。

3D素材の自作も意外と簡単で、例えば専門の知識が無くてもパーツや家具を選んで配置して家の3Dを自作できるソフトもあり、1度つくってしまえば漫画の背景も一気に楽になるので愛用するプロも増えてきています。

この3D素材はグラフィックボードを搭載していないと動作がかなり重くなり使い物になりません。3D素材は本当に便利で使う人がどんどん増えているので、グラフィックボードも良いものを選ぶと後々困りませんよ。

GeForceかQuadroを予算と使用用途に合わせて選ぶと良いでしょう。例えば32ページの漫画の全ページにたくさんの3D素材を貼ったり3Dを自作するならGeForceがおすすめです。ただし印刷の色に極限までこだわるならQuadroをおすすめします。

4K対応の液タブを使うならThunderbolt端子対応

液晶タブレットの4K対応のモデルを使いたいならPCはUSB Type-Cの差込口があるThunderbolt端子対応のものがベストです。

液晶タブレットを4Kで映すにはケーブルも4K対応のもので繋がないとせっかく液晶が4K対応なのに普通の液晶と同じ映りになってしまいます。

それもただ4Kに対応していれば良いというわけでもなく。4Kはかなり重いので通信速度の遅いケーブルだと遅延やペンのバグ発生の原因になってしまいます。これは変換ケーブルをかませても同じです。

Thunderboltは通信速度の超高速な端子。4Kの液晶タブレットを超快適に動かすにはThunderbolt端子は是非使いたいところ。要チェックです。

おすすめのクリエイター向けPCと液晶タブレットの組み合わせ

超快適な作業環境のために具体的にどの機種を買うべき?どんなイラストも漫画もストレスフリーでスラスラ描けちゃう最強のPCと液晶タブレットの組み合わせをご紹介します。

超快適にしたいけど価格も抑えたいならこれ!

超快適な作業環境にしたいけど、3D素材は今後も使う予定無いし削れるところは削ってなるべく安くしたい!そんな人におすすめの組み合わせがこちら。

raytrek MX

CPU Core i7-9700(8コア/定格3.00GHz/最大4.70GHz)
メモリ 16GB(PC4-21300/デュアルチャネル)
グラフィック GeForce GTX1650(4GB)
ストレージ 500GB SSD

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XP-PEN Artist15.6


XP-PEN Artist15.6の価格を見る

クリエイター向けの中でもコスパの良いBTOパソコンraytrek MXと、コスパが良いとプロの間でも人気の広まっているXP-PENのArtist15.6の組み合わせです。

PCはUPUがCore i7-9700、メモリも16GBと十分なスペック。グラフィックボードもGeForce GTX1650が搭載されています。3D素材も大量に使うわけでないのなら快適に操作できるでしょう。液晶タブレットもほどよい大きさに筆圧レベルも8192と描き味良好。

3D素材もバリバリ使って描きたい人はこれ!

遅延やフリーズは絶対にしたくないし、3D素材もバリバリ使ったり自作したい!PCの寿命もなるべく壊れにくくしたいならこちらの組み合わせがおすすめです。

raytrek XVR

CPU Core i7-9700K(8コア/定格3.60GHz/最大4.90GHz)
メモリ 16GB(PC4-21300/デュアルチャネル)
グラフィック Radeon RX 5700 XT(8GB)
ストレージ 512GB NVMe SSD + 2TB HDD

raytrek XVRの価格を見る

Wacom Cintiq シリーズ


Wacom Cintiqの価格を見る

このAdobe CC推奨モデルのBTOパソコンはCore i7-9700にメモリも16GBメモリとパワフルなだけでなく、GeForce RTX2060搭載なので重い3Dも自由自在です。液タブも描き心地では他の追随を許さないWacom Cintiq シリーズなので遅延もジッターも起きません。サイズは16インチか22インチがおすすめ。

もっともっとアナログに近く!超ハイスペックなこれ!

4K対応の液晶で拡大しなくてもスラスラ描けちゃう、視差も一番少なくて今もっともアナログに近い。もちろん3Dもどんなに重くてもサクサク動く、超ハイスペックな組み合わせがこちらです。

raytrek ZQ-RTX

CPU Core i9-9900KF(8コア/定格3.60GHz/最大5.00GHz)
メモリ 32GB(PC4-21300/デュアルチャネル)
グラフィック Quadro RTX4000(8GB)
ストレージ 512GB NVMe SSD + 3TB HDD

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Wacom Cintiq Proシリーズ ペンモデル


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Wacomの4K対応のプロモデルは、そのハイクオリティな描き味を実現させるためには一般のPCと繋ぐとスペックが追いつかず動きがモッサリとしてしまいます。そこでPCもCPUを最新のCore i9-9900K、メモリも32GB搭載の超高機能に。グラフィックボードもQuadro RTX4000搭載で3Dもサクサク。Thunderbolt端子で繋げば4Kの画面もスムーズに動きます。

ただ、描き味は最上級のWacom Cintiq Proですがドライバーが不安定だという声も上がっています。上記スペックのPCでかなり安定しますが、描き味よりも挙動の安定を求めるならWacom Cintiqの方がおすすめです。

まとめ

効率良く作業をするためにも、描き心地やPCの挙動からくるストレスを無くして楽しく描くためにも、PCと液晶タブレットはちゃんとした物を揃えたいですよね。

とくに印刷向けのイラストや漫画を描くなら作業環境はとっても大切。安い買い物では無いからこそ、下手に選んで安物買いの銭失いになってしまった……なんて事にならないように、スペックをしっかりと確認しましょう。

誰かの意見を参考にするときは、「その人のしている作業は自分のしている作業と同じかどうか」に気を付けて。作業によって必要なスペックは全然違うので、なるべく自分のしたい事に近い意見を聞き、間違えの無いように選びましょう。

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