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クリエイター向けPCの選び方
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パソコンにはデータを保存する領域が必要です。このパーツをストレージと呼びます。HDD(ハードディスクドライブ)という名前のほうが馴染み深いかもしれません。でもHDDはあくまでもストレージの一種です。今はHDDよりも高速なSSDに人気が集まっています。
パソコン初心者はストレージの容量ばかりを気にします。確かに容量は大切です。多ければ多いほどいいですよね。容量が足りなくなったらとても困ります。しかし今は容量と同じくらい速度が大切です。
ストレージには読み込み速度と書き込み速度があります。例えばOSの起動速度、ブラウザのサクサク感は読み込み速度が重要です。ファイルコピーやソフトウェアのインストールは書き込み速度が重要です。
普通にパソコンを使うだけでもストレージの重要性がよくわかると思います。でもクリエイター向けPCだと重要性がさらに増します。Photoshopを例にすると、起動速度、ファイルの読み込み速度、保存速度等はストレージの速度に依存しています。CPUやメモリも関わる部分ですが、それ以上にストレージの速度が大切です。
クリエイター向けPCのストレージを選ぶ際に、まず考えるのがHDDとSSDのどっちにするかです。どちらか選ぶためにはそれぞれの特性を知る必要があります。
HDD | SSD |
---|---|
価格が安い | 値下がりしているけどまだSSDのほうが高い |
書き込みや読み込みの際の音がうるさい | ほぼ無音なので非常に静か |
読み込み速度は約100~200MB/s | 読み込み速度は約500~2400MB/s |
振動に弱い(物理的に壊れやすい) | 振動に強いが、使えば使うほど速度が落ちる |
この比較で注目すべきは価格と速度です。価格はHDDのほうが安いです。大容量HDDを1万円以内で買えます。でもSSDはHDDよりまだまだ高額です。一方、速度はSSDの圧勝です。SSDのほうが最大24倍も高速で、今後さらにこの差は開いていきます。
SSDを搭載したクリエイター向けPCを一度でも使うと、もうHDDには戻れません。本当に劇的にパソコンのサクサク感が変わります。SSDにすることで以下のようなメリットを体感できます。
これがHDDになった途端、数倍も遅くなります。だから快適性を考えるなら絶対にSSDを優先的に選んでください。
しかしSSDには容量が少ないデメリットがあります。240GB SSDでは素材のファイルを保存しきれるはずがありません。500GB SSDでもまだ心許ないです。SSDは空き容量が多いほうが高速になる特性があるため、容量に余裕をもたせたほうが良いのです。
そこでおすすめしたいのがSSDとHDDのハイブリッドです。例えば240GB SSD + 2TB HDDというストレージ構成です。BTOメーカーのクリエイター向けPCではこのようなストレージ個性になっている製品がとても多いです。
SSD + HDDの構成にするとBTOメーカーはSSDにWindowsをインストールしてくれます。そしてパソコンが届いたらSSDにPhotoshopやSAI等のイラスト用ソフトウェアをインストールして、HDDに関係ないソフトウェアやデータを保存します。(素材ファイルはHDDに保存してしまうと読み込みや保存が遅くなるので迷います。)これならSSDの容量の少なさをHDDでカバーできます。
最近はクリエイター向けPCに限らずゲーミングPCでもSSD + HDDが大人気です。私も必ずSSD + HDDの構成にしています。もしもあなたが購入しようとしているクリエイター向けPCがSSDだけ、あるいはHDDだけだった場合、カスタマイズ画面でSSD + HDDにすることをおすすめします。
SSD + HDDのストレージ構成にすることが決まったところで、次に考えるのは容量です。果たして何GBあれば大丈夫なのでしょうか。HDDは1TBか2TBあれば困りません。HDDは安いので、容量を増やすのは用意です。そもそもクリエイター向けPCは大抵1TB HDDか2TB HDDが搭載されています。
問題はSSDです。SSDはざっと120GB、180GB、240GB、500GB、960GBの選択肢があります。もちろんBTOメーカーやSSDの種類によって細かい容量は異なるのですが大体こんな感じです。
まず120GB、180GBは絶対に足りません。絶対です。ちょっとしたソフトウェアをインストールしただけで容量がパンパンになります。システムドライブはどうしても色々なものがインストールされますし、気付いたらゴミファイルが溜まったりするので、すぐに180GB以下だと使い物になりません。
またSSDは容量が多いほうが速度が速くなる特性があります。120GBよりも500GBのほうが高速なのです。だから少ない容量のSSDを選ぶのは非常に勿体無いです。速度が遅いとサクサク感が明確に損なわれるため、クリエイター向けPCのパーツを選ぶ上でストレージはメモリとグラフィックボードの次に重要です。
そこで最低限の容量は240GBになります。容量にそこまで余裕はないけれど問題なく使えるレベルです。なのでできるだけ安くクリエイター向けPCを入手したいなら240GB SSD + 1TB HDDの構成がおすすめです。
ただし個人的には500GB SSDをおすすめしたいです。500GBあればまず困りません。頻繁にストレージの掃除もしなくていいので使い勝手も抜群です。速度も良好です。最近はSSDの容量が安くなってきているので、今なら500GB SSD + 2TB HDDにするのが一番コスパが良いと思います。
最後に選ぶのがSSDの種類です。SSDといっても1種類ではありません。実は様々な種類があり、速度が大きく変わります。なんと最大で5倍も違います。しかも今後は7倍まで変わることが決定しています。
SSDの速度はSSDブランドや製品によって若干異なります。でもそれ以上に速度を決定付けるのが接続方法や規格です。ざっくりとした分類ですが、以下の表のような感じです。
SSDの種類 | シーケンシャルリード(読み込み速度) |
---|---|
SATA SSD | 500MB/s |
M.2 SSD | 700MB/s |
NVMe M.2 SSD | 2400MB/s |
特に明記がなければSATA接続のSSDです。これが今もっとも一般的なSSDです。とりあえず500MB/sあればサクサク感を得られます。SATA SSDよりも高速なのがM.2 SSDです。数年前まで人気でしたが、それよりも高速なSSDが出てきてしまったため、下火になってきている印象です。今はわざわざ選ぶ必要はないと感じます。
圧倒的な速度なのがNVMe M.2 SSDです。NVMe SSDと書く場合もあります。通常のSSDより約5倍も高速で、HDDと比べたら24倍です。もうとんでもなく早く、あまりの快適さにメロメロになること間違いなしです。普段使いでもイラスト制作でも大活躍してくれます。Photoshopが一瞬で起動する感動を味わって欲しいです。
でもNVMe M.2 SSDの弱点は価格です。新しい規格なのでどうしても高額になってしまいます。それでもクリエイター向けPCが爆速になるメリットを考えたら安いと思いますよ。予算が少ないならSATA SSD、お金をかけてもいいならNVMe M.2 SSDをおすすめします。
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