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板タブで線画が上手く描けない時に試したい3つの対策

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液タブと板タブでは操作感が全然違い、特に初めて板タブを使った方は手元でペンを動かしているのにモニターを見なければいけないという感覚は慣れるまでに時間がかかります。そのため、通常は液タブの方がイラストを描く上では取っつきやすいです。液タブと板タブが同じ値段だったのなら板タブを使う人の割合はガクッと減るでしょう。

割と誤解されやすいのが「板タブでは線画は難しい。線画を描くなら断然液タブ。」こう思っている方が一定数います。ですが実際にはポイントさえ抑えれば板タブでも快適に線画を描くことが出来るんです。板タブを使っている方で上手く線画が描けないと嘆いている方がいましたらぜひ試してみて下さい。

初心者向けおすすめペンタブレット(板タブ)と選び方

(1)板タブとディスプレイとの縦横比の保持

画面とタブレットの縦横比を同じにすることで描きやすさが劇的に向上します。目で見ている幅と手を動かす幅の比率が完全にリンクするからですね。ここにズレが生じると正確な描写が難しくなって「塗りは出来るが線画が出来ない」という原因になります。

(2)板タブを高くして角度をつける

板タブが液タブより優れている点として、手で画面を隠さないので画面が見やすいことと画面から離れて描写出来ることの2点が挙げられます。ですが、何もせずに置いて描いているとついつい画面に顔を近づけてしまい、このメリットを殺してしまいます。また画面と目が近づくことによって目が疲れやすくなったり肩こりやストレートネックの原因にもなったりします。

この問題は板タブを雑誌や単行本、何でも良いので高くして角度をつけてあげることで解消出来ます。角度を付けることで前のめりで描くことが少なくなり、角度をつけたことによってストロークが自然になるので描きやすくもなります。

(3)板タブの表面にコピー用紙を貼る

板タブが描きにくい原因の一つである「画面ツルツル」を防止する方法で一番良いのが表面にコピー用紙を貼ることです。こうすることでペンとの摩擦が出き滑りにくくなる上、紙に描いているような描き心地になります。コピー用紙を表面に留める際にはマスキングテープがオススメです。貼ったり剥がしたりがしやすく、粘着力でキズを付けることもないですからね。コピー用紙も安いので定期的に変えてあげるとなお良いです。

いかがでしたか?どれも簡単にできるので板タブを使っていて、上手く線画が描けない方はぜひ試してみて下さい。

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