背景にも使える部屋の3D素材をかんたんに作れるアプリ4選

投稿日：2021.09.19　更新日：2021.09.19

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背景に大役立ちの3D素材。「キャラの家や部屋は個性を出したいから自分で作れたらいいのに」と思った事はありませんか？今回は専門の知識が無くても部屋の3D素材をかんたんに作れるアプリをご紹介しますよ。

背景の素材は3Dが便利な理由

背景の素材として写真を加工して使う方法がありますが、アングルを自由に調整できないので不便ですよね。

かといって写真を参考に１から描くのは大変だし、漫画で何ページにもわたってたくさん描く場合は、よほど得意でないと時間ばかりかかってしまいます。

3Dの素材なら、漫画のような同じ背景をいろんなアングルからいくつも描かなくてはならない場合も、自由自在に調整できるので大役立ちです。

パースが苦手な人や時間の無い中で漫画を描いている人の救世主になってくれますよ。

3Dの部屋を作って背景にする方法は？

アプリで3Dの部屋を作って背景にする方法は主に２つあります。

ひとつは好みのカメラアングルのところでスクショを撮ったものを下描きにする方法です。

どのアプリでも、作成した3Dの部屋の中を歩き回るように動けるモードと、カメラを自由自在に動かせるモードと2つ用意されています。

カメラをグリグリ動かして、ここだというポイントでスクショを撮り保存。クリスタ等で読み込んで別レイヤーで上からペン入れをすれば、パースが苦手でも素早く簡単に背景を描く事ができますよ。

もうひとつは、クリスタに3D素材として読み込んで使う方法です。

3D素材と同じようにクリスタの中でアングルを自由自在に調整できるので漫画の素材に大役立ちですよ。

ただし、3Dの形式で保存できるアプリとそうでないアプリがあるので選ぶときに気を付けみてくださいね。

部屋の3D素材をかんたんに作れるアプリ4選

3Dの知識が無くても大丈夫。スマホでもOK。用意されたパーツや家具を設置するだけでかんたんに部屋の3D素材を作れちゃうアプリを4つご紹介します。

クリスタでも読み込めるものや、パソコン対応のもの、実際にあるブランドの家具が置けちゃうものなど、いろいろありますよ。

まずはこれ！コスパ最強の神アプリ『Home Design 3D』

3Dの部屋を作ってみたいけど、無料版で試せる範囲じゃ満足できない。でも有料版を買うほど使いこなせるかもわからない……。

そんな人におすすめなのが、コスパ最強アプリ『Home Design 3D』です。

価格は買い切りでダントツの安さ。なのに機能も◎でテクスチャや家具の量も大満足のボリューム。コスパ最強です。

iOSやAndroidだけでなくMacやWindowsにも対応しているので、ガッツリ作業したい人にも向いています。

他の人のつくった作品もダウンロードして見ることができるので、参考にして腕を磨くこともできますよ。

ただし、3D形式で保存する機能は無いので画面上でスクショを撮って使う形になります。

チュートリアルはHome Design 3D公式YouTubeチャンネルで見る事ができるので、参考にしてみてくださいね。

■ Home Design 3D 無料ダウンロード　【 iOS 】【 Android 】

• 対応機種 … iPhone / iPad / Android / Mac / Windows
• サブスクリプション … なし
• 生涯ライセンス … Classic 860円 / Gold 1,480円 / Gold Plus 2,440円
• 3D形式で保存 … ×

実際にあるブランドの家具が置ける！『Roomle 3D & AR』

家具のデザインやディティールにもとことんこだわりたい人におすすめなのがこちら。

IKEAなど実際にあるブランドの家具やインテリアが設置可能なアプリ『Roomle 3D & AR』です。

オシャレな家具を設置できるだけでなく、ARでカメラ越しに家具を360度観察することもできちゃいます。

3D形式で保存する機能はないのでスクショをアタリや下描きに使うことになりますが、AR機能でよりキャラクター目線の角度でスクショが撮りやすいですよ。

アプリを最初に起動するとチュートリアルを見る事ができるので、まずは無料ダウンロードしてみては？

■ Roomle 3D & AR 無料ダウンロード　【 iOS 】【 Android（配信停止中） 】

• 対応機種 … iPhone / iPad / ※Android配信停止中
• サブスクリプション … PLUS 3ヶ月780円 年2,300円 / Professional 1ヶ月1,250 年13,200円
• 生涯ライセンス … なし
• 3D形式で保存 … ×

クリスタに3D素材として読み込める！『Live Home 3D』

クリスタにそのまま読み込める3D素材の部屋をつくりたいならこちら。

3D形式である「.fbx」「.obj」で書き出し可能な『Live Home 3D』です。

「.fbx」「.obj」で保存するには課金してPro版にする必要がありますが、1度作ってしまえば同じ空間をいろんな角度から使用する漫画の背景に大活躍ですよ。

バグが多いのがやや難点。MacやWindowsにも対応しているのでガッツリ作りたいならバグの少ないディスクトップ版がおすすめです。

動画でのチュートリアルはLive Home 3D 公式サイトから見る事ができます。

■ Live Home 3D 無料ダウンロード　【 iOS 】

• 対応機種 … iPhone / iPad / Mac / Windows
• サブスクリプション … Standard 月500円 年1,050円 / Pro 月1,050円 年2,100円
• 生涯ライセンス … Standard 3,680円 / Pro 6,100円
• 3D形式で保存 … ⚪︎

白黒のシンプルな3D素材が作れる！『magicplan』

漫画で使う3D素材は白黒の方が軽くて扱いやすいですよね。

そんなシンプルな3D素材を作りたい人におすすめなのがこの『magicplan』です。

「.obj」形式で書き出し可能なので、作った部屋はクリスタでも読み込み可能。

白黒でシンプルなので、漫画で使う3D素材を作る以外にも、「パースの目安にさえなれば良いから細かなデザインは必要ない」「サクッと短時間で作りたい」なんて時にもおすすめですよ。

■ magicplan 無料ダウンロード　【 iOS 】【 Android 】

• 対応機種 … iPhone / iPad / Android
• サブスクリプション … スケッチ 月1,100円 年11,000円
• 生涯ライセンス … なし
• 3D形式で保存 … ⚪︎

まとめ

漫画やイラストの背景に便利な3D素材。キャラの個性を出すためにも自作できたら良いなと思う人は多いですよね。

ハードルの高そうな3D素材ですが、便利なアプリを使えばかんたんに作成できちゃいます。

中には作成した3Dの部屋をクリスタで読み込める形式で保存できるものもあるので、漫画の背景に大役立ちですよ。

どのアプリも無料で試せるので、まずはチュートリアルをチェックして無料で試してみましょう。