Windows7と10のメリット・デメリットについて

投稿日：2017.04.22　更新日：2017.04.22

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パソコンを動かすためにはOS（オペレーティング システム）というソフトウェアが絶対に必要です。コンピューターの全体を管理していて私たちがパソコンを使えるように働いてくれています。このOS、実はパソコンだけなく身の回りにある家電製品や機器などに役割や機能は違いますが、全てに入っています。例えばボタンを押したら電気がついたり、時間経過で動いたりなどをOSで管理して制御しています。

家電は置いておいて、パソコンの場合はOSといえばマイクロソフト社のWindows、Apple社のMac、オープンソースのLinaxがあります。この中で最もシェア率が高く、よく目にするのがWindowsでしょう。自作でない限りパソコンを購入したら初めからインストールされていることが多いです。

このWindows OSのなかには更に細かくWindows7、10などのバージョンがあります。どんなものでも最新が良いと思う方がいますが、未だにWindows7はシェア率が高く、10に無料でアップグレード出来たにも関わらず使い続けている方が多いのです。なぜなのでしょうか？

デスクトップの違い

目で見てすぐにわかる違いがコレですね。Windows8からデスクトップのインターフェイスが大きく変わっています。スタートメニューがタイル調になっていたり、デフォルトのブラウザが変更されていたりなどですね。

スタートメニューはWin10のタイル調の方がカスタマイズ性が高いようですが、アイコンになれないとどれがどれだかわからなくなる事が多そうです。また、Win7よりWin10の方が処理スピードが速くなるそうで、パソコンの起動やブラウザの表示スピードが向上しています。

つまり以前からパソコンを使い慣れている方にはWindows7の方が使い勝手が良く、逆に初心者にはWindows10の方が良い点が多いというわけですね。

アップデートの多いWin10

Win10は頻繁にアップデートがされています。何もされないより良いんじゃないの？とお思いかもしれませんが、ところがどっこいこのアップデートは割と面倒くさくなっているのです。

まず更新の度に大量のデータダウンロードが入ります。数ギガも行くので更新に時間がかかります。パソコンの電源を入れようと思ったら更新が入ってしばらく起動できないなんてこともザラです。

また、パーティションを作成してHDDを分割している方は毎回破壊されたり、設定がオール解除されたり結構バグが起こるそうです。アップデートの際に何かしらのバグが毎回発見されているのでこれを嫌う方も多いですね。

頻繁なアップデート、ストレージを圧迫する大きなファイル、強制、毎回下位互換が出来ないようにする仕様、バグ・・・これらの問題からもWin7から10に移行しない、もしくは移行しても7にバージョンダウンする方が多いのです。

特に容量の少ないSSDやHDDにOSを入れて使っている方にはWindows10が大敵になるということですね。Win10の動作やアップデートが落ち着くまでは7からの乗り換えは控えた方が良さそうです。

Win7は2018年中にサポートが終了

シェア率が高かったWindowsXPのサポートが終了したとニュースで見ていた方もいるかもしれませんが、同じような事がWindows7でも起きます。本来Win7はメインストリームサポートはすでに終了していて、今現在は延長サポート期間となっています。延長サポートとは仕様変更や新機能のリクエストや無償サポートは受けられませんが、その代わりにセキュリティの更新やプログラムのサポートを行っています。

サポート終了になるとこのサービスがなくなるので使い続けるのは危険、と言われているというわけですね。よく勘違いしている方がいるのですが別に使い続けることは出来ます。サポート全般のアップデートがされなくなる、というだけです。

サポート終了時期はパソコンに搭載されているCPUによって変わってきます。2020年のもあれば早いモノで2018年の7月に終わるものもあります。何にせよ使い続けることは出来るのでどうしてもWindows10のインターフェイスになれないという方は様子見した方が良いかもしれません。

いかがでしたでしょうか？Windows7と10には一長一短あり、どちらの方が優れている、というものではないのでなかなか難しいかもしれません。使いやすい方を選ぶことが大事です。ただ、今からパソコンを購入しようとしても最初から入っているのがWindows10しかないものが多く、7搭載機は少ないです。これからパソコンの購入を考えている方は注意しましょう。