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よくあるパースの間違いについて

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直方体が1点透視で均等に並んでいますね。ですがこれ実はパースの間違いだって知っていましたか?正面と奥行きの面の横幅の比率を常に一定にしようとすると、奥に行くほど奥行きの面がどんどん広くなっていっているように見えてしまいます。

ただこれは奥の小さい部分の違和感になるのでこれくらいのミスなら「まぁいいか」と思ってしまう方が多いのも現状です。


ではこのパースの正解は何でしょうか。このような直方体が1点透視で均等に並んでいる場合、奥行きの面の狭まっていく割合が正面より遙かに急なので奥に行くとほとんど正面しか見えないような図になります。これが望遠圧縮といわれる望遠による圧縮効果です。

この望遠圧縮効果は至る所で発生しているのですが、イラストにする際に描かなくても良いかという感じで省略されていることが多々あります。そのためあまりなじみがなく、間違った方のパースが広く認知されているというわけです。

背景を描く際に少し気にしながら描いてみてください。まずは「パースの取り方、描き方や基礎知識をまとめました」の記事を読んでみることをおすすめします。

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