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【2020年】漫画家の原稿料の1ページの相場は?この価格はブラック企業!

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電子書籍が大幅に伸びて、昔からある出版社以外にも電子書籍向けの新しい会社がどんどん立ち上がっています。昔は価格の相場は出版社が別でもある程度揃っていましたが、今は原稿料も印税も会社によって本当にまちまち。現在の漫画家の原稿料の相場をまとめました。この価格は完全ブラック企業だから避けるべし!

【☆☆☆☆☆ブラック度 0】大手出版社の有名誌1ページ8,000円以上

無名の新人でも1ページ8,000円以上出してくれる所は超安泰の雑誌です。

大手出版社の有名誌に多い価格帯で、こういう場所は原稿料が良いだけでなく紙の単行本を出してくれる確率も高いです。

単行本が紙で出るか電子しか出ないかでは年収に100万円以上の差が生まれます。紙の単行本が最初の1~3巻だけでも保証されている所は今となっては珍しい超超優良案件です。

求められるレベルも高くなりますが、そこで仕事を勝ち取れると他のでも仕事がもらいやすくなるので安心感が大きいです。もしそんな企業から声がかかったら迷わず飛びつきましょう!

【☆☆☆☆★ブラック度 1】大手のマイナー誌や少女誌1ページ6,000円~7,000円台

無名の新人で6,000円〜出してくれる所は大手のマイナー誌や人気の少女誌に多いです。

少女誌は近年売上が落ち込んでいて、苦しい状況が続いています。そんな中でも新人に6,000円以上出してくれるところはそこそこ安泰の雑誌で、紙の単行本も比較的出してもらいやすいです。

紙の単行本も出してもらえればアシスタントをギリギリ雇えるくらいの収入になるので漫画のクオリティも保てます。良い漫画を描けばやはり次のお仕事にも繋がりやすくなるので、漫画を本業にするなら最低でもこのラインは狙いたいですね。

【☆☆★★★ブラック度 3】大手の弱小マイナー誌やマイナー電子雑誌5,000円台

最近増えている価格帯が新人の原稿料5,000円台の雑誌です。マイナー出版社の雑誌だけでなく、大手のマイナー誌や電子専用雑誌でもこの価格のところがポツポツと出てきました。

こういった所は紙の単行本を出せる予算も少ないので、電子の単行本しか出してもらえない事を覚悟した方が良いです。最初の1巻だけでも紙で出してもらえたらラッキーです。

この価格だとアシスタントはまず雇えません。全て1人で描いてクオリティもそこそこ保てる速筆さか、無償でお手伝いしてくれる頼もしい友人が必要です。

中でも電子雑誌だと枠が多い分求められるレベルは有名な紙雑誌ほどでは無いかもしれませんが、それでもある程度のレベルは必要ですし、週刊連載になる場合が多いので最低でも月産40ページ以上、それもアシスタント無しとなると、かなりの速筆さと体力が求められます。

ただ、その中でも大人気作になれば原稿料の待遇も良くなり紙の単行本も出してもらえるので、その場所でトップを狙うか、そこで連載した経験をひっさげて他の条件の良い雑誌 に売り込むのはアリです。

報酬面が苦しいだけで編集部はシッカリしているので、まずはこういった場所からスタートするのも良いですよ。

【★★★★★ブラック度 5】新しい会社の電子雑誌2,000円~4,000円台

最近の電子書籍ブームに乗っかろうと馴染みのない新しい会社が次々と立ち上がっていますが、そういった所の電子雑誌は1ページ3,000円〜4,000円台、酷いと2,000円台なんて所もあります。

これはプロ漫画家の間ではかなり驚かれる激安の超ブラック価格です。もちろん紙の単行本化はかなり望みが薄いので、仕事としてでなく趣味の延長線上で、お金もらえたらラッキーくらいのスタンスでないと苦しいです。

こういった所ではまず仕事をしない方が良いでしょう。なぜなら、原稿料の安さだけでなく、編集も素人になるので面白い漫画を育てるノウハウがありません。収入面も経験値としても今後に繋がらないので、漫画を仕事にしたいのであれば避けるのが無難です。

ただ、口出しをあまりされないので描ける漫画の自由度が高いというメリットもあります。漫画は趣味で、お金もらえたらラッキーくらいのスタンスの人にはとても良い場所となるでしょう。

さらに、comicoやLINEマンガ等、電子雑誌の中でも超大手になってくると、原稿料は安いですがランキングトップのダウンロード量は凄まじく、もしもトップランカーになれたら収入は爆発的に良くなります。編集部に頼らないで自由に描きたい!絶対人気取れる自信ある!という人は、チャレンジしてみる価値ありです。

ただし、電子雑誌は人気が2極化する傾向にあり、超人気漫画か超無名漫画かの真っ二つです。最初の1話で10位以内に入る程人気を取れないとランキングトップには2度と食い込めないと思った方が良いです。

こういった電子雑誌で食べていくのは、相当ハードルが高くなると思ってください。

【★★★★★★★★★ブラック度 ∞】新しい会社のブラック電子雑誌0円

信じられないかもしれませんが、原稿料0円の雑誌も最近登場しています。原稿料は無しで、漫画の閲覧数や電子の売上に応じて報酬が貰えるシステムです。

新しく書き下ろすのではなく、pixivやTwitterで元々載せていたものを「うちで載せないか?」と話を持ちかけられる事が多いようで、「さらに続きの掲載件をSNSではなくうちで……」というケースが多いです。

話だけ聞くと「無料で描いたのがお金になる可能性があるならラッキー!」と思うかもしれませんが、そこが大きな落とし穴。

まずそういった電子雑誌は無名な所が殆どなので、閲覧数は取れません。掲載する媒体が有名でないと大切な原稿の権利を譲る意味は皆無です。

もし仮にそこで人気の取れる漫画が描けるなら、それを有料noteやpixiv FAN BOX、WordPress等を駆使して自分で収益化した方が遥かに稼げるでしょう。

こういった案件は引き受けてはいけません。あなたの描いた大切な漫画です。よくわからない所と契約を交わして権利を譲ってしまわないように。無料で描いた漫画で収益化を狙うならもっと良い方法がいくらだってありますよ。

まとめ

電子書籍の爆発的な発展で、昔からある有名な出版社だけでなく、聴き馴染みのない会社もたくさん増えてきました。海外から日本の漫画に参入してきている会社もとても多いです。

ですがそういった会社は原稿料の相場をわかっていないだけでなく、漫画のノウハウも持っていません。その代わり自由度は高いので、趣味で自由に好き勝手描いてお金が少しでももらえたらラッキーくらいのスタンスならアリです。

超大手の電子漫画雑誌だと原稿料は安いですがトップランカーになれたら収入は跳ね上がります。自由に描いて絶対人気取れる自信ある!という人はチャレンジしてみる価値ありです。ただし、電子雑誌は人気が2極化しがちで、超人気漫画になるか超無名の漫画になるかの真っ二つなのでかなりハードルは高いです。

そんな博打を打たず、プロの漫画家として着実にステップアップしたいなら最低でも原稿料5,000円以上、できたら6,000円以上の所を選びましょう。ノウハウも学べて漫画で継続した収入を得やすくなります。

原稿料0円の所とは契約してはいけません。そこで契約するくらいなら有料noteやPixiv FAN BOX、WordPress等で自力で収益化した方が稼げる可能性が遥かに高いです。

これから漫画で収入を得たい人は、参考にしてみてくださいね。

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