iPad第7世代は絵描き的に買い？Apple Pencil対応機種を比較した結果

投稿日：2019.10.12　更新日：2019.10.02

※当ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

2019年の9月30日にiPad第7世代が発売されると発表され話題となっています。Apple Pencil対応の機種が増えてきましたが、果たして絵描き的にiPad第7世代は買いなのか？iPad第6世代、iPad Air 3、iPad Proと比較し検証してみました。

iPad第6世代との大きな違いはsmart keyboard対応かどうか

最初に気になる所は「iPad第6世代からどれくらい進化しているのか？」という点ですが、結論から言うとスペックはほぼ変わっていません。

大きな違いはsmart keyboardに対応した点。 キーボードは絵を描くときのショートカットキーに使えるのであると作画環境がより快適になりますが、第6世代でもBluetoothキーボードなら使えるので、絵を描く事を前提に考えた場合とくに拘りがないならどちらでも良さそうですね。

あとはサイズが第6世代は9.7インチだったのに比べて第7世代は10.2インチと少しだけ大きくなったくらいです。

ちなみに液晶が第6世代はフルsRGBだったのに第7世代のスペックにはフルsRGBの記載が無いから発色が悪くなっているかもという声もありますが、携帯会社の公式ページでスペックを確認すると第7世代にもきちんとフルsRGBの記載があるので発色も変わりないでしょう。

このようにスペック的にはあまり差は無いですが、価格は第6世代が37,800円〜だったのに比べて第7世代は34,800円〜と安くなっています。より気軽な機種になりましたね。

絵を描くならiPadと比べてiPad Air 3が大きく優れている

続いてiPad Air 3とiPad第7世代の比較です。iPad Air 3は2019年3月18日に発売されたApple Pencil対応の機種で、iPadの上位機種に当たります。

iPad第7世代と同様smart keyboardに対応している他、液晶もフルラミネーション対応でiPad Proのように視差が無く光の反射も少ないので描きやすさ抜群です。広色域ディスプレイ(P3)採用で発色も良いです。

このように描き心地に関わるところが全く違うので、漫画やイラストを軽く描きたいならiPad第7世代のスペックで十分ですが、少し本格的に描きたいならiPad Air 3の方が良さそうですね。

本格的に描くならやっぱりiPad Proな理由

ここまで描くと気軽に描くならiPad、本格的に描くならiPad Airで十分な気がしてきますが、最後にiPad Proのスペックと比較してみましょう。

まずiPad Air 3とスペックが近いと思われる iPad Proの第2世代。対応しているApple Pencilは第1世代で使用しているディスプレイも同じなのでさほど差は無いように思えます。

ですが、iPad Proは2017年発売の第2世代でもProMotion搭載で動きがスムーズ。ペン先の動きに敏感に反応し付いてきてくれるので、描き心地がとってもスムーズなんです。

クリスタ等で3D素材を仕様するときもGPUの性能が高くてRAMの容量が多いiPad Pro の方がサクサク動きます。

さらにiPad Pro第3世代ならApple Pencilも第2世代対応。ペンを持った時の重心や充電の便利さ、ペンをタップしてツールを切り替えられたり等、第1世代と比べて細かな面が向上していて評判の良いペンです。本格的に描きたいなら大きい差となるでしょう。

サイズも12.9インチと大きいものも選べるので、ガッツリ本格的に描いたり、ゆくゆくは仕事で使う事も視野に入れているならiPad Proを選ぶべきでしょう。

【結論】軽い落書きならiPad第7世代で良いが本格的な作画はiPad Air以上

こうして比べてみると、軽く描いたりメモや覚え描きに使う程度ならiPad第7世代は買いですが、本格的に漫画やイラストを描きたいならiPad AirかiPad Proを選ぶべきだという事がわかりましたね。

Apple Pencil対応の機種が増えすぎてどれを選んでいいかわからないときは、良かったら参考にしてみてくださいね。

iPad第7世代の詳細を見る