液晶タブレットより良いかも？板タブレットの意外なメリット

投稿日：2019.09.22　更新日：2019.09.18

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デジタルで絵を描くならペンタブレットは必須ですが、液晶タブレットと板タブレットどちらを買うべきだと思いますか？プロはみんな液晶タブレットを使っているイメージですが、「板タブレットの方が使いやすい」とあえて板タブレットを使っているプロも多いんです。板タブレットの意外なメリットをご紹介します。

板タブレットは視差が関係無くて手元も隠れない

液晶タブレットでよく言われる「視差」。ペン先と画面の微妙な隙間の事ですが、最近の機種はだいぶ視差が無くなってきたとはいえやはり少しだけ違和感ですよね。ペンや手で画面も隠れてしまうのでとくに拡大しながら描いている時に絵のバランスが取り辛いです。

一方で板タブレットは手元のペン先ではなく目の前のディスプレイに映るカーソルを見ながら描くので視差は関係無くなります。画面が隠れる事も無いのでディスプレイに大きく映るイラストの全体を見ながらのびのびと描けます。

「板タブレットは慣れるととても描きやすい」と言われる理由はこのあたりが大きいですね。

ストロークが短くて済むから手が疲れない

液晶タブレットだと、例えば湾曲した長い線を引くとき大きく手を動かさなければなりません。デジタルで長い線を引くと何度も何度も手を大きく動かすので疲れて手が痛くなりやすいです。画面が大きくなると尚更です。

板タブレットの場合は画面に直接描くわけでは無いので引きたい線と同じ大きさで手を動かす必要がありません。手元の小さなストロークのみで長い線が引けるので、慣れるまでは大変ですが慣れてしまえば手が疲れ辛くなり、長時間の作業にも耐えられるようになりますよ。

液タブよりも板タブレットの方が首や肩が痛み辛い

液晶タブレットは画面に直接描くのでどうしても姿勢が悪くなってしまいます。前のめりな姿勢になってしまうと首や肩に負担がかかって痛くなってしまうんですよね。

板タブレットならディスプレイを見ながら描くのでどんなに描く事に熱中しても視線はやや上に向け続ける事になります。液晶タブレットで前のめりになって描くよりも圧倒的に首や肩への負担が軽く済むので、「板タブレットの方が疲れない」なんていう声も。

長時間作業していても肩や首が痛くなり辛いのは嬉しいですね。

板タブレットは前を向いて描くから美容にも良い

とっても意外で嬉しいメリット。液晶タブレットに描く時は顔をずっと下に向けがちですよね。すると恐ろしい事にフェイスラインがたるんでしまう大きな原因になるんです。漫画やイラストを描いている人は運動不足になりがちですから、頑張って小顔エクササイズをしていないと「太っていないのに二重アゴ」なんて事に…。

板タブレットなら、顔は前を向いたままで描くわけですから、フェイスラインは圧倒的にたるみ辛くなります。首のシワも出来辛いので美容を気にするなら板タブレットはとってもおすすめですよ。

画面から離れているから目も疲れ辛い

さらなる嬉しいメリットが目への負担の少なさです。液晶タブレットは画面に直接描くので夢中になって描いているとどうしても顔は画面に近付いてしまいますよね。いかに目に負担がかかってしまうのかは想像に難しくありません。「デジタルにした途端目が悪くなった」と言うプロが多いのはこれが原因です。

これが板タブレットなら、パソコンのディスプレイは手元からやや離れた位置にあるわけですから、どんなに夢中になっても画面と一定の距離が保たれます。ブルーライトカットメガネもあわせれば目への負担はさらに軽くなります。

目の疲れは肩こりや頭痛、吐き気にも繋がります。ただでさえ目への負担が大きいデジタル作業。負担が少しでも軽く済むなら嬉しいですよね。

ペンタブレット（板タブ）・液タブ・タブレットPCの違いを比較

液晶タブレットと比べて板タブレットは圧倒的に安い

デジタル環境を整えるとき、価格はかなり重要ですよね。パソコンはもちろん、ソフトやスキャナー、プリンターなんかも揃えようとするとかなりの値段になってしまいます。そうなると高額な液晶タブレットはなかなか手が出し辛いですよね。

板タブレットなら価格もリーズナブル。大半が1万円以下で買えてしまいます。この価格なら予算が少なくても揃えられますよね。

まとめ

板タブレットは価格の安さ意外にもいろいろなメリットがあります。デジタルで本格的に描くなら液晶タブレットじゃないとダメだという固定概念は捨てて、自分に本当に合う環境を模索していきたいですね。

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