燈乃しえの備忘録- 絵師ノート公式ブログ -

ホーム / 燈乃しえの備忘録 / 漫画描き必見!目への負担が軽減する液晶タブレット設定

漫画描き必見!目への負担が軽減する液晶タブレット設定

投稿日: 更新日:

※当ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

デジタルで漫画を描くときにどうしてもネックになるのが目への負担です。疲れや肩こりだけでなく、気をつけていないと視力がガクンと落ちてしまうのがデジタル作業の恐いところ。今回はデジタルで漫画を描く人必見の目への負担を格段に減らせる液晶タブレットの画面設定法をご紹介します。

白黒の原稿だからこそ液晶タブレットの設定を変えよう

カラーのイラストだと液晶の色味を変えてしまってはかなり作業し辛くなってしまいますが、白黒の漫画原稿の場合は何も問題ありません。画面の明るさを思いっきり暗くして、色温度を上げる(オレンジがかった色に変える)だけで目への負担はグッと軽減されます。長時間作業をしていても疲れ辛くなりますし、視力低下の防止にもなりますよ。

むしろ白黒原稿はカラー作業と違って白いキャンパスをじっと見る事が多いぶん目への負担はカラー作業よりも大きいと言えます。白黒の漫画原稿だからこそ、液晶タブレットの画面設定は変えておきたいところです。白は1番目に負担のくる色ですからね。

イラストやカラー原稿の場合でも、液晶タブレットのみ目に優しい設定に変えて、通常設定のPCモニターで色味を確認しつつ作業をするだけでも目への負担はだいぶ違います。少々効率は落ちますが、もし目が辛いと感じてきたなら設定してみる価値ありですよ。

液晶タブレットのみ明るさや色温度を変える方法

Macの場合はディスプレイ別に明るさや色温度を変える事は簡単ですが、Windows10ではモニターの明るさ調整が設定に無かったり設定から変えても両方のモニターの設定が変わってしまったりとわかり辛くなっています。液晶タブレットのみ画面の設定を変更するにはどうすれば良いのでしょうか?

画面設定の方法1、液晶タブレットの専用アプリから調整

例えばwacomの場合、「デスクトップセンター」という専用のアプリがインストールされています。ここから明るさや色温度を細かくカスタマイズできます。

wacomの「ディスクトップセンター」の場合は「マイデバイス」から使っている液晶タブレットを選択して「ディスプレイ設定」を開くだけ。



このように、明るさだけでなく色味も自由にカスタマイズする事ができるので、自分にとって1番作業のしやすい画面にする事ができますよ。

画面設定の方法2、インテルグラフィックスの設定から調整

使用しているPCのGPUがインテルの場合は、インテルグラフィックスの設定からもディスプレイ別に細かく設定を変更できます。

画面の何もないところで右クリックすると「インテルグラフィックスの設定」というのがあるので選択。メニューから「ディスプレイ」を選び、「色設定」から明るさや色味を変更していきましょう。



「ディスプレイ設定」で液晶タブレットを選択し調整していきます。「色の選択」から「青」や「緑」を選んで明るさやコントラストを落とせば色味も変わるので、お好みの色温度に調整しましょう。

どうしても設定が出来ないときはシートを貼ろう

上で紹介した方法が出来なかったりどうしても設定方法がわからない場合は、液晶タブレットにブルーライトカットの保護シートを貼ってしまうのも手です。

保護シートを貼ると描き味も変わってしまうので好みが分かれるところですが、ペン先に引っかかりが出来て描きやすくなったと感じる人も多いので、自分にピッタリの保護シートに出逢えれば今以上に作業が捗ることでしょう。

使っている液タブのサイズが大きいほど保護シートの値段もそれなりにしてしまいますが、アレコレ設定するのが面倒なら思い切ってバシッと貼っちゃいましょう。

まとめ

目の疲れは集中力の低下だけでなく、肩こりや頭痛、吐き気にも繋がります。そのまま我慢して使い続けていると視力もどんどん落ちてしまうので、目が悪くなって後悔する前に、是非液晶タブレットの画面の設定を見直してみてくださいね。

おすすめの液晶タブレット(液タブ)と選び方

おすすめの記事

タグ

絵師ノートとは

こんにちは!燈乃しえ(とうのしえ)です!絵師ノートはイラスト制作に役立つ情報をお届けします。イラスト制作の基礎知識、上達の方法、顔や背景の描き方など実践的な記事を取り揃えています。また、イラスト制作におすすめのクリエイター向けPCや周辺機器も紹介しています。