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「Sidecar」はiPadを液タブ化できないかもしれない理由

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iPadをMacのサブディスプレイにできる公式の機能「Sidecar」が2019年秋リリース予定のmacOSの次期バージョン「Catalina」で搭載予定だと発表されました。これでiPad ProをMacで液晶タブレット代わりに使える!と期待に胸が膨らみますが、果たしてiPadの液タブ化は可能なのでしょうか?調査しました。

「Sidecar」でiPadを液晶タブレット化は可能なのか?

無料でiPadを有線でサブディスプレイにするアプリはありますが、ワイヤレスで繋いだりApple Pencilの筆圧感知などの機能を対応させるのは有料でした。

一方で「Sidecar」はMacの公式な機能となるため無料でワイヤレスでサブディスプレイ化する事ができます。接続可能な距離も10m以内と余裕があるのでとても自由な体制で作業できそうですね。

液晶タブレットはコードが多くなりがちなので、これで本当にiPad Proを液晶タブレットにできたら嬉しいですよね。

ところが、「Sidecar」で液晶タブレット化するにはちょっと問題もあるんです。一体どんな問題なのでしょうか?

「Sidecar」を使えるのは2015年以降のMacだけ?

公式の情報ではありませんが、「Sidecar」が使える機種は一部に限定される可能性が高いと言われています。

Appleの提供するOSのコードを解析して公式発表されていない情報を教えてくれる事で有名なSteve Troughton-Smith氏によると、「Sidecar」が使える機種は現状では以下のもののみに限定されているそうです。

正式版がリリースされる際に変更になるかもしれませんが、注意が必要ですね。

  • iMac 27-inch (Late 2015年モデル以降)
  • MacBook Pro (2016年モデル以降)
  • Mac mini (2018年モデル)
  • Mac Pro (2019年モデル)
  • MacBook Air (2018年モデル)
  • MacBook (Early 2016年モデル以降)

「Sidecar」で筆圧まで感知してくれるアプリが少ない?

「Sidecar」を使ってiPadやiPad Proを液晶タブレット代わりに使うために重要なのが、Apple Pencilの筆圧感知などの機能にも対応されるのか?という点です。

ただの拡張デスクトップやミラーリングするために使うのなら問題ありませんが、Apple Pencilで絵を描くためには筆圧感知などの機能は必須です。

そのためには「Sidecar」のApple Pencilの性能を活かした描写が可能になる機能「Draw and sketch in apps」にアプリ側が対応している必要があるそうなのですが、現在「Sidecar」の全機能に正式に対応が決定しているアプリは以下の通りです。

  • Final Cut Pro
  • Adobe Illustrator
  • Cinema 4D
  • DaVinci Resolve
  • Maya
  • Motion
  • Principle
  • Sketch
  • Substance Designer & Painter
  • ZBrush
  • Painter
  • CorelDraw
  • Affinity Designer & Photo

肝心の「Photoshop」や「Clip studio」など多くの人がイラストや漫画で使っているアプリが含まれていません。

対応アプリは今後どんどん増えていきそうですが、現段階では「Sidecar」を使ってiPad Proを液晶タブレット代わりに使うのはもう少し先になりそうですね。

とはいえiPadをサブディスプレイ化できるだけでも作画環境はグッと便利になります。Macの公式機能「Sidecar」はとっても期待の機能です。

まとめ

無料でiPadをワイヤレスでサブディスプレイにできるMacの公式機能「Sidecar」。リリース前なので確定の情報ではありませんが、現段階では「Sidecar」を使ってiPadやiPad Proを液晶タブレット代わりにする事は難しそうでした。

リリース後に対応機種やアプリが広がっていると良いですね。

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