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ARカメラで風景パースを自動検出できる無料アプリが凄すぎた

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漫画やイラストの背景に写真を加工して使用する人も多いですよね。背景の中にキャラクターを描き込むときや別の小物を書き込みたいときにパースを揃えないといけなくて、複雑な背景の時にはちょっと大変です。iOSアプリ『Morpholio Trace』ならARカメラで自動でパースを検出してくれて超便利!精度もバッチリの優秀なアプリですよ。

起動して「ARカメラ」を起動するだけ

『Morpholio Trace』を起動後に「ARカメラ」を起動させてみましょう。すぐに自動で地平線を検出してくれて、周りに建物やタイルがあればそれに合わせてパースも自動で表示されます。

こちらの画像は『Morpholio Trace』の「ARカメラ」を起動して微調整せずそのまま保存したものですが、下のタイルとパースもバッチリあっています。こんな風にパースをグリッド状に描くのは手描きの場合なかなか骨の折れる作業ですが、それが自動でできちゃうんだから、すごい時代になりました。

3点透視もバッチリ!自動作成されるパース定規で描き込みも可能

グリッドの間隔を変えたいときや、検出されたパースをちょっとズラしたいときも簡単操作で楽に変えられます。この画像はグリッドの間隔をさっきよりも狭くしてみました。グリッド線がタイルやベンチにピッタリそっています。

俯瞰や煽りのやや俯瞰気味なのも赤い縦線で表示されていて、よく見るとその赤線がちゃんと公園の遊具とぴったりあっています。うーん、すごい。

さらに自動作成されるパース定規で描き込みも可能です。スマホやタブレットはもちろん、iPad Proと組み合わせれば最強のツールになりそうですね。

マップに合ったサイズの定規を自動で表示する機能も

『Morpholio Trace』の凄い機能は「ARカメラ」だけではありません。「地図」を選べば衛星写真のマップを素材にできるのですが、こんな風にマップのサイズに合わせて定規のサイズの自動で変わってくれるんです。

距離や建物のサイズを測れるので、漫画などでキャラクターを実際にある場所に登場させたいときに、写真だけじゃ掴めない距離感や建物のサイズ感を調べる事ができますね。全世界どこでも見れるので、実際にあるお城や古代遺跡のサイズを測って参考にする事もできそうです。

まとめ

iPad Proで絵を描くときはもちろん、『Morpholio Trace』で作成した画像をPCに送れば作画の強い味方になってくれるのではないでしょうか。この『Morpholio Trace』、基本的な機能は全て無料で使えるので、是非チェックしてみてくださいね。

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