燈乃しえの備忘録- 絵師ノート公式ブログ -

プロ漫画家は必ず持っている！「アイデアの浮かぶ場所」とは

投稿日：2018.09.24　更新日：2018.09.22

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締め切り内でどんどんストーリーをつくりネームを切り続けるプロの漫画家。そんな漫画家たちは「ここに行くとアイデアが浮かびやすいんだよなぁ」という場所を誰でも1つや2つ持っているものです。プロ漫画家たちから聞いた「アイデアの浮かぶ場所」よくある場所や意外な場所までご紹介！

「アイデアの浮かぶ場所」は見つけておくと作業効率が段違い

人の脳は集中できるポーズを取ると一瞬にして集中状態に入れると言われています。ポーズは人によって様々で、ある人は腕を組む事だったり、ある人はヘッドフォンをつける事だったり…。“自分の集中している時のポーズを覚えて”“集中したい時にそれを再現する”それだけで一瞬で集中モードに入れるんです。

アイデアも同じで、「アイデアの浮かぶ場所」に居ると他よりもずっとスムーズにアイデアが浮かんできます。やはりその場所も人によって様々。“アイデアの浮かびやすい場所を覚えて”“アイデアをおろす時はそこへ行く”これをするだけで自室でウンウン唸っているよりも効率的にストーリーやネームをまとめる事ができます。

だからと言って、いきなり言われてもまずどこへ行ったらいいのかわからないですよね。そこでプロ漫画家たちに聞いた「アイデアの浮かぶ場所」を例としてご紹介。例を参考に自分だけの「アイデアの浮かぶ場所」是非見つけてみてくださいね。

「アイデアの浮かぶ場所」プロ漫画家たちに聞いた実際の例

お風呂に入ると詰まってたネームの続きを思いつく。トイレでリラックスしてると不思議とストーリーがおりてくる。そんな話を聞いたことありますか？プロ漫画家たちに聞いた「アイデアの浮かぶ場所」実際に聞いた例です。

お風呂やトイレ

一番よく聞くのがお風呂やトイレ。いくら考えてもおりてこなかったアイデアが、お風呂やトイレでホッと一息ついているときにフワッとおりてきたというのは漫画家に限らずあるあるですよね。中にはトイレ中にアイデアが止まらなくなって気付いたら何時間もトイレにこもっていたなんて人も。家族のいる人は要注意ですね。

カフェや喫茶店、図書館など

次によく聞くのがカフェや喫茶店といった長居できるお店や、図書館などのパブリックな場所です。外のほどよい雑音と私物の無い空間が集中力を高めてアイデアがおりてきやすくなるという漫画家は多いです。逆に、雑音で集中できない！家じゃないと無理！という漫画家も多いので、自分はどちらのタイプか知っておくと便利ですよ。

緑の多い公園や森林を散歩

感受性の豊かな人は緑の多いところに行くとより脳が活性化してアイデアがおりてきやすくなるようで、「煮詰まったら近くの公園を散歩してます」なんて漫画家もいました。煮詰まったら散歩に出て、散歩中にアイデアをかためて帰宅後に一気に描くんだとか。心にも体にも良さそうですね。

洗い物や掃除中

洗い物や掃除をしているとアイデアが湧いてくる漫画家もいます。あの黙々と手を動かしているときや、終わってスッキリした状態のときにアイデアがおりてくるんだとか。ネームが詰まりやすくて時間が無いときほど思い切って掃除や洗い物をしてみるとかえって早くネームが終わるそうですよ。

ホテルなどの宿泊施設

ホテルに缶詰めをする漫画家の話はよく聞きますよね。ホテルだと気の散る物が少なく部屋も清潔で音も静か。中にはネームのときは決まって1人でラ〇ホテルに宿泊してチェックアウトの時間までに集中して一気に終わらせるんだという人もいました。普通のホテルにはない装飾の豪華さが良いんだとか…実行するには相当な勇気が必要ですね。

出版社の中

出版社によってはネームを描かせてもらえるスペースがあって、デビュー後なら自由に使わせてもらえる所があります。近くに担当さんがいるので気持ちが引き締まり嫌でもネームが進むんだとか。出版社オリジナルのネーム用紙が使い放題ですし、他の漫画家もすぐ隣でネームをしているので刺激にもなりますね。

山手線の中

変わった人で、どうしてもアイデアがおりてこないときは、終点の無い山手線をアイデアが固まるまでずーっとグルグルと乗り続けるという人もいました。腕組みをしながら座って、電車の中の人々をボーっと眺めていると不思議と良いアイデアがおりてくるんだとか。本当はやっちゃいけない乗り方なので、このやり方はここだけの内緒です。