360度グリグリ動かせる「全天球イラスト」が誰でも描けるように

投稿日：2018.06.10　更新日：2018.06.07

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360度あらゆる角度にグリグリ動かして見れる「全天球写真」。まるでグーグルマップのストリートビューのように360度パノラマで見れることで注目を集めていますが、そのイラスト版、「全天球イラスト」が今、Twitterで話題です。

一見描くのが大変そうな全天球イラスト。全天球カメラが無いと描くのが難しかったのですが、作り方を解説してくれる人や全天球イラスト用のパーステンプレートを公開してくれる人が現れて誰でも描けるようになりました。

イラストの世界に入ったみたい！360度ぐりぐり見渡せる

グーグルマップのストリートビューのように360度ぐりぐり見渡せて、まるでその世界に入ったかのような感覚になれる「全天球イラスト」。一番はじめに描かれたのは5月6日、豊井(@1041uuu)さんによって公開されました。「THETA」用ギャラリーで公開中のこのイラストは、海辺の道路に女の子が立っています。

全天球写真をトレースしてから描き足し、ビューワーで確認しながら細部を仕上げていったそうです。イラストの世界に入ったみたいな感覚を味わえる素敵なアイデアですね。

テンプレートを公開する人も登場して誰でも書けるように

これまでは全天球カメラでトレース用の写真を用意しないと描くのが難しかった全天球イラストですが、テンプレートの登場で全天球カメラを持っていなくても全天球イラストが描けるようになりました。

全天球イラストを描く人が続々出てきて、描き方を教える人やテンプレートを公開する人もTwitterで登場しました。中でもmzn/ミズノシンヤ(@miraityuuou)さんの公開しているテンプレートは画期的で、写真をトレースしなくても描けるようになり全天球カメラを用意する必要が無くなりました。

写真をトレースする必要が無いので、架空の世界の全天球イラストも描けちゃいます。ファンタジーやSFの世界だったり、大好きなキャラクターの世界を全天球イラストにできるなんて、想像しただけでもワクワクしますよね。

さっそく描いて公開してみよう！

とっても難しそうな全天球イラストですが、テンプレートのおかげでパースをある程度理解していれば意外と簡単に描けるようになりました。

公開されている全天球イラスト用のパーステンプレートを保存し、そのパースにそって背景や人物を描き込んでいきます。

「THETA」のビューワーアプリで描いた画像を読み込めば、イラストが全天球カメラで撮影したようにぐりぐり動かせるようになります。ビューワーで確認しながら細部を仕上げていけば完成。公開していろいろな人に見てもらう事もできますよ。

きちんと仕上げなくても、線だけのラフなイラストでも全天球で見ると立体的になって感動します。慣れるまではラフなイラストでいろいろ描いて遊んでみるのも良いですね。Twitterで検索をすればいろいろな人の全天球イラストが見れるのでまずはどんなものか見てみると楽しいですよ。