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燈乃しえの備忘録- 絵師ノート公式ブログ -
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iPad ProとSurface Pro 4とMobileStudio Pro。Proと名のつくお三方を絵描目線で比較しました。
13インチ前後の512GBモデルで比較しました。
何と言ってもApplePencilの優秀さ。視差が少なくラグ無し、傾き感知が優秀で本当に鉛筆でスケッチしているようだと評判です。セルラーモデルもあるのでWi-Fiの無い場所でもネット接続でき、CLIP STUDIOにクラウド保存してあるデータを読み込めます。軽いので持ち運びにも便利ですね。またCLIP STUDIO PAINT EX for iPadにしか出来ない、指先を使っての拡大縮小やスポイト機能も付いています。価格も一番安価です。
若干パワー不足で、3D素材などは動かせるもののモッサリした使用感に。600dpiが基本の漫画原稿になると重たくなりバッテリーの消費も激しくなります。趣味や仕事のちょっとした修正、漫画のネームなどには使い勝手が良さそうですが、外出先でがっつりと漫画原稿をやるような使い方は厳しいでしょう。iOSなのでPhotoshopやSAIも使えません。スキャナーを接続する事も出来ないので、線画を取り込みたい時はカメラ撮影で読み込むしかないでしょう。
OSがWindows10Proなので、PhotoshopやSAIも使えます。同じOSの搭載されているMobileStudio Proと比較すると、軽くてコンパクトなので持ち運びに便利なのも魅力ですね。iPadProと違ってキーボードが日本語入力なので別売のキーボードを接続してもストレスなくタイピング出来るのも良いです。
ペンの性能がiPad ProやMobileStudio Proと比べて悪いです。Surface Pro 3と比べて線が波状にぶれる事がなくなり、だいぶ快適になりましたが、ペンを傾けると大きな視差が出たりラグも多かったりと、本格的なイラストを快適に描きたい人には向いていません。
ペンの性能とパワー、共に最高レベルです。3Dもぬるぬる動くのでCLIP STUDIO PAINT EXの3D素材も快適に動きます。ペンの性能もさすがWacomで、質圧感知レベルも8192レベルと3機種の中で最強です。ペンは充電の必要がありません。
iPadProやSurface Pro 4のペンは21gと若干重めですが、こちらは電池が内蔵されていないぶん15gと軽く、グリップも長時間の使用で手が痛くならないように設計されています。ネックだった視差も無くなり、さらにストレス無く描けるようになりました。パソコンに繋げて普通の液晶タブレットとして使ってもラグが発生しないのはさすがWacomです。
3機種の中で一番重く、持ち運びに不便です。バッテリーの持ちは、iPad Proがサイズの大きいものを描くと減りが早くなることを考慮するとそこまで気にならないですが、外で作業するのにこの重さとサイズはスマートでは無いですね。CLIP STUDIO PAINT EX が無料でついてくるとはいえ値段も高めなので、外でがっつり作業したい人向けと言えます。16インチのモデルもあるのでプロには喜ばれる機種ですね。
iPad Proは外でらくがきやネーム~下描きなどの軽作業をするのに向いています。もっと安くて持ち運びに便利なタブレットが欲しいならドスパラの「raytrektab」がおすすめです。
Surface Pro 4は外でPhotoshopやSAIも使って軽く絵を描きたい人向け。
MobileStudio Proは外出先でもディスクトップパソコン並みにガッツリ作業をしたい人に向いていますね。
外でもデジタルで描ける時代。目的にあわせて検討してみてください。
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