iPadProはプロ漫画家も使ってる！実際の評価・評判まとめ

投稿日：2018.10.11　更新日：2018.10.11

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アップデートで使い勝手がどんどん良くなってきた『CLIP STUDIO PAINT EX for iPad』。プロ漫画家の間では「仕事で使うには足りない部分が多い」という声がある一方で、「もうこれが無いと描けない!」という声も上がっています。iPadProの『CLIP STUDIO PAINT EX for iPad』を仕事で活用しているプロ漫画家はどのように使っているのでしょうか。実際の声をまとめてみました。

CLIP STUDIO PAINT EX for iPadについては「【CLIP STUDIO PAINT EX】iPad版とPC版の違いは？徹底比較」で詳しく解説しています。

「ペン入れまでならiPadProでも超快適!」

iPadProでクリスタを動かすと重くて漫画を描くのは厳しいと言うプロは多いですが、そんな中で「ペン入れまでならレイヤー数も少ないので重くならず快適に使える」という声もあります。おすすめは512GBですが、12.9インチの256GBでも問題なくペン入れできていると言うプロもいました。

「視差が無く描きやすい」とプロの間でもファンの多いApple Pencil。この描き心地が好きで、ネームをiPadProでしているという人、下描きやペン入れまでiPadProでしているという人など様々。『CLIP STUDIO PAINT EX for iPad』はクラウド機能がついていてPCとのデータのやり取りもスムーズなので、重くなりがちな仕上げだけPCに切り替える事も簡単です。

ペン入れまでiPadProで可能という事は、液タブの購入を検討中の人は液タブを買わず“PC+板タブ+ iPad Pro”という選択技も有りですね。繊細な動きの必要なペン入れと違ってベタやトーン貼りといった仕上げの作業は板タブでも簡単です。PCのスペックが低いと重くて作業にならないですから、液タブを買わずに板タブとiPad Proを買い、浮いたお金でPCをハイスペックな物にすればハードな作業もガンガンこなせますよ。

「タッチスクリーンが便利すぎる」

iPad Proでとにかく便利なのが何と言ってもタッチスクリーンです。ピンチアウトで拡大縮小や回転が出来るのはショートカットキーや左手デバイスを使うよりも直感的で作業が捗り、「液タブが不便に感じるくらいだ」という人もいます。

ペンを握りつつ空いている手でツールを選べるのも地味に便利。空いた手でツールパレットをタッチするだけでヒョイヒョイと切り替えられます。「クイックアクセス」パレットを使えば左右反転や画像変形といったよく使う機能もタッチひとつで出来ますし、ショートカットキーと同じように使える「エッジキーボード」も合せて使えば、もうタッチスクリーンで出来ない事はありません。

これだけの事がタッチスクリーンで出来るという事は、ショートカットキーが必要無くなる=キーボードが不要になるんです！直感的な作業に加えてこの身軽さは一度ハマるとクセになりますよ。

「どこでも作業出来るから効率も上がった」

iPad Proで作業をするもう一つの大きなメリットはこの身軽さです。ショートカットキーが必要無くなる=キーボードが不要という話は先程もしましたが、それに加えてiPad Proは余計な配線も無くiPad ProとApple Pencilだけあればどこでも作業出来ます。

ノートパソコン+タブレットの組み合わせとは比べ物にならないほど身軽なので、外出先はもちろん新幹線の中やお布団の中だって作業が出来ます。机が無い所だって膝の上に乗せて作業できちゃいますから、子育て中の人は子供が遊んでいる傍でも作業できるので強い味方になりますね。

薄くて軽いので鞄に入れて持ち運ぶのも楽々です。旅行先に持って行っても邪魔になりません。大量の紙と筆記用具を持ち運ぶとかさばるし、紙が折れ曲がらないかと神経を使いますが、iPad Proならその心配もいりませんね。どこでも作業できるこの自由さはつねに締め切りに追われているプロ漫画家に喜ばれています。

「iPadProと液タブを3ヶ月使い続けて比較した結果」の記事ではメリットだけでなくデメリットもご紹介しています。

まとめ

まだまだ様子見の人も多いiPadProの『CLIP STUDIO PAINT EX for iPad』での漫画作業。パソコン版と同じようでいて違う点も多いので、「パソコンと同じように使おう!」と思っている人は不満に思う人も多いようですが、違う部分を上手に活用すれば強力なツールになります。デジタルならではの便利さに紙で描く気軽さが加わったような使い心地に、あなたも虜になっちゃうかも?

なお、iPadPro以外の選択肢もあります。詳しくは「タブレットPCやiPadでお絵かきをする方法とおすすめのタブレット」をご覧ください。