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絵描きこそ万年筆を使いたい3つの魅力と万年筆の選び方

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ボールペンやミリペンと比べて万年筆は馴染みのないペンですが、この線の味やインクの美しさは、実は絵描きにこそ使ってほしいペンなんです。字を書く事が楽しくなればモチベーションもアップ!そんな万年筆のまとめです。

万年筆の魅力!絵描きにおすすめな理由とは?

ボールペンやミリペン、サインペン。いろいろなペンがある中でも、万年筆は書き味が個性的で異色を放っています。この書き味、絵描きなら誰もがハマるほど魅力的。

アイデアの整理や覚え書き、手帳への書き込みや漫画のプロットなどなど……。万年筆の魅力的な書き味でモチベーションもアップする事間違いなし。そんな万年筆の魅力にせまってみましょう。

万年筆の味のある強弱は書く事を100倍楽しくさせる

Gペンほど大きな強弱はつかないけれど、ボールペンほどカッチリでもない、万年筆はそんなほど良い強弱が軽い力で走り書きをしただけでもついてくれます。

きちんと書く文字だけでなく、頭の中のアイデアや企画をノートの上で整理するために荒く書き出したりササッと忘れないようにメモ書きをしただけでもとても味が出てくれます。

普段絵を描いている人なら特に、こういう味はとてもワクワクさせられますよ。もっと書いていたくなり、ペンを持つ回数も増えて、結果いつもよりもアイデア出しが捗った!なんて事も。

万年筆は描く文字に美しい濃淡のグラデーションがつく

種類も色も豊富な万年筆用のインクは、万年筆の最大の魅力と言っても過言ではありません。

万年筆のインクは、ペンの強弱や書くスピードによって出来るインクのムラで濃淡が出来て、このグラデーションが溜息が出るほど美しいのです。

特にパイロットの「色彩雫」シリーズはこの濃淡がより美しく出るよう研究されてつくられており、その色の美しさは絵描き心をくすぐります。字を書く事が絵を描く事と同じくらい楽しくなっちゃうかもしれませんよ。

長時間使っても手が痛くならない万年筆が多い

万年筆は太さや重心などこだわってつくられているものが多く、長時間使っていても手が痛くなりにくいです。

さらにボールペンとは比べ物にならないくらい軽い力で書けるので疲れる事なくいつまでも書いていられますよ。

イラストや漫画をたくさん描いていると腱鞘炎で悩まされる事も多いので、文字を書く場面ではなるべく手への負担を減らしたいですよね。万年筆ならそれを可能にしてくれますよ。

長く愛用できる万年筆に巡り合うための選び方は?

万年筆は安いものではないので、大切に選びたいですよね。使い続けていくうちにペン先が削れてどんどん自分に馴染んでいってくれる万年筆。長く愛用できる1本と巡り合うにはどこに気を付けて選べば良いのでしょうか。

細いと手帳向き、太いとインクの濃淡がより楽しめる万年筆に

万年筆は軽い力でもインクが良く出てくれます。線の強弱もつくので他のペンよりも太い線になりがち。手帳など細かく描き込みたいなら極細~細字タイプがおすすめです。

そうでなければ、インクの濃淡がより楽しめる中~太字やペン先の柔らかく強弱のつきやすいタイプがおすすめ。


細めの万年筆で書いたもの。




太めの万年筆で書いたもの。

特にヨーロッパやアメリカのメーカーは英数字を書く事を前提につくられているので国産のものより太めにつくられています。書くほどに紙がインクの美しいグラデーションで彩られて、ペンを持つ事が楽しくなりますよ。

自由にインクを選べるコンバーター式の万年筆がベスト

万年筆にはインクの補填方式が吸入式、カートリッジ式、コンバーター式と3種類あります。カートリッジ式は一見インクの交換が簡単で便利そうですが、特定のカートリッジしか使えずインクの種類が限定されてしまいます。

万年筆の醍醐味であるインクの美しさを楽しむためにも、万年筆の楽しみのひとつであるインクの補填の瞬間を味わうためにも、吸入式かコンバーター式がおすすめ。

特にコンバーター式はコンバーターを外せばカートリッジを使用する事もできるのでより多くのインクを選べますし、万年筆初心者にも優しいですよ。

硬めならステンレス製、柔らかめなら金製の万年筆を

手帳に細かい字を書くためにあまり線に強弱を付けたくない場合はペン先が硬めの方が良いですよね。ペン先がステンレス製のものは硬いのでペン先が銀色の万年筆を探すと良いですよ。

逆に万年筆の強弱を思いっきり出して万年筆らしさを楽しみたい場合は金製のペン先が柔らかめです。ペン先が金色のものを探すと良いですね。

メーカーやシリーズによっても描き味は全く違うので、店頭で試し書きして決めるのがおすすめです。是非自分だけの1本を見つけてくださいね。

まとめ

線の強弱やインクの濃淡で味わい深い字を書ける万年筆は、絵描きなら心を揺さぶられる事間違いなし。ペンを持つ事が楽しくなれば書く事が楽しくなりますし、書く事が楽しくなれば滞っていた作業もどんどん進みます。

まずは万年筆用のインクの色見本を眺めてみると良いですよ。特にパイロットの色彩雫シリーズはため息が出るほど美しい色ばかり。色名で検索をすれば実際に字を書いてブログやSNSに載せてくれている人もいるので参考になりますよ。

書く事がもっと楽しくなる万年筆。是非試してみてくださいね。

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