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ストーリー作りに大活躍!web創作ノート「charasuji(キャラスジ)」

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面白いストーリーをつくるのに大切なのは骨組みだと言われています。かの手塚治虫先生も「つまらない漫画は小枝ばかり複雑に入り組んでどれが幹かわからない。面白い物語ほど太い一本の幹から小枝が分かれるつくりになっている」と語っていました。「charasuji(キャラスジ)」はこの“幹づくり”の大きな手助けになる機能が満載のweb創作ノートサービス。まだβ版ですが、要チェックです!

項目も自由につくれるキャラクタープロフィール

面白いストーリーに欠かせないのが個性豊かなキャラクターです。キャラクターをしっかり立たせるためにも出身地や口癖など細かく設定するのがおすすめ。「charasuji(キャラスジ)」のプロフィール機能なら項目を埋めていくだけで細やかなキャラクターづくりができますよ。

「charasuji(キャラスジ)」のプロフィールページは豊富な項目だけでなく、入力する順番もブレないキャラ作りができるよう工夫されています。

「キャッチフレーズ」や「名言・名台詞」でそのキャラクターの方向性を決めてから細部を作り込む形になっているので一本筋の通ったキャラクターづくりをすることができます。イメージカラーも決められるので集合イラストを描くときにカラーが被らないよう気を付けることもできますよ。

次に年齢や出身地、血液型といったパーソナルデータを埋め、次に髪の色やファッション、コンプレックスといった外見的特徴。最後に好き嫌いや夢、口癖、座右の銘といった内面的特徴と、項目は徐々に細部へ移っていきます。

項目は自由に追加や削除ができるので、もっと細かくしても良いですし、「あまり細部を決めすぎない方がキャラが自由に動いてくれる」というタイプの作家さんは項目を削除して減らす事もできます。

レーダーチャートで視覚的にもわかりやすく

レーダーチャートをつくる事ができるのも「charasuji(キャラスジ)」のプロフィール機能の特徴です。項目名は自由に登録できて、項目数もプラス、マイナスボタンで3~9項目まで変更可能。ポイントも1000まで設定できます。

バトル漫画で強さや能力値を決めるのに役立てても良いですし、学園もので優しさや知能といったキャラクターの性格の比較に使うのも良さそうです。それぞれのキャラの特徴が視覚的にわかりやすくなるのはストーリーをつくるときにも役立ちそうですね。

作成したキャラクターシートはレーダーチャートとセットでtwitterに投稿する事もできます。投稿するときに名前や軽い紹介文と一緒に1枚の画像に変換されるので、画像を保存してEvernoteで管理する、なんてこともできそうですね。

ログライン機能でブレないストーリーづくり

ストーリーをつくる前に、「主人公がこの物語を通してどのように成長するのか?」をハッキリとさせておく事はとても大切です。主人公の成長に大きなカタルシスが生まれそれがストーリーの基本になると、編集部の指導でも言われるほどです。

この「charasuji(キャラスジ)」のログライン機能は「どんな人がどんなことを経験してどうなったか」を決めるための機能。1stに一言で簡潔にまとめたものを、2ndにもっと詳しくしたものを書いて使います。

ログラインに慣れない人でも「ログラインサポート機能」があるので安心です。項目の中から当てはまるものを選んでいくだけで自分の書きたい物語のログラインがどんどんハッキリしていきます。この「ログラインサポート機能」は、慣れない人だけでなくストーリーづくりに迷いが出たときにもおすすめですよ。

ストーリー構成の「ビートシートテンプレート」でもう迷わない

ストーリーをつくるのに慣れないと、何をどうつくっていったら良いのかわからなくなりますよね。「charasuji(キャラスジ)」の「ビートシートテンプレート」機能を使えばもうストーリーづくりに迷わなくなりますよ。

「ビートシートテンプレート」機能ではストーリーをつくるときにハッキリと決めておくべき項目が全てテンプレート化されています。“オープニングイメージ=物語を経験する前の主人公の姿”からはじまり、“セットアップ=主人公はどういう人かの説明”、“テーマの提示=物語を通して変化する価値観の示唆”などなど、読者に伝わりやすいストーリーにするために描くべき事が、順番通りに並んでいます。

これはストーリーをわかりやすくドラマチックに進めるための基本型のひとつで、漫画を描くときにもこの順番通りにシーンを組み込んでいけば「なんだかよくわからない話だなぁ…」と思われる事は防げます。

ストーリーをつくる上で一番重要なことは読者への“わかりやすさ”だと言われています。どんなに面白いストーリーを考えても読者に伝らなければ“よくわからない話”で終わってしまいます。もちろんこの「ビートシートテンプレート」はあくまで基本型のひとつなので、慣れてきたら自分で自由に項目を編集して使ってもOK。

これで迷う事なくストーリーを描き進めていけそうですね。

「シナリオボード」機能でピースを並び替えながらシナリオづくり

ストーリー構成をつくったら細かなシナリオをつくっていきますが、それには「charasuji(キャラスジ)」の「シナリオボード」機能が役立ちます。

つくったストーリー構成から細かなシーンやエピソードを「シナリオピース」としてつくっていきます。「シナリオボード」の中でつくった「シナリオピース」を自由に並べ替える事で全体のストーリーのプロットを完成させていくわけです。

“起承転結”でボードを分けても良いですし“三幕構成”でも良いですし、ボードもピースも自由なやり方で編成できるのも「charasuji(キャラスジ)」の嬉しいポイントです。

ピースは一つ一つに「テーマ」や「変化」「葛藤・障害」「ピース感情度数」などを設定できます。とくに「ピース感情度数」は便利で、そのエピソードによる主人公の感情の変化を-100%~+100%で設定しておけば「シナリオ感情グラフ」画面で主人公の感情の移り変わりをグラフ化して見る事ができます。クライマックスを盛り上げるのに役立ちそうですね。

まとめ

正解が無いからこそ迷うのがストーリーづくり。迷ったら基本に立ち返るのが一番です。ストーリーづくりの基本をしっかり抑える事の出来る「charasuji(キャラスジ)」は初心者にも描き慣れた人にもおすすめのサービス。完全無料でこれだけの機能が使えるなんて、「charasuji(キャラスジ)」、素晴らしすぎます。β版なのでさらなる進化が楽しみですね。

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