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1年以内に漫画家デビュー!2ヶ月に1本のペースで漫画を描くための3ステップ

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漫画家目指して努力しているけどたくさん投稿しているのになかなか評価されない人や、これから投稿をしようと思っている人。2ヶ月に1本のペースで読み切りを描く事が、画力やストーリーと同じくらい大切なのをご存知ですか?

これができたら1年以内に漫画家デビューも夢じゃない!2ヶ月に1度のペースで読み切り1本を目指しましょう。

なぜ2ヶ月に1本のペースが大切なの?

編集部は画力やストーリー以外に投稿ペースも見ています。単純に常連化して編集部に覚えてもらいやすいという理由もありますが、それ以上に大切な事があるんです。

編集部は筆の早さもチェックしている

画力やストーリーだけでなく、筆の速さも編集部はみています。その判断基準となるのが投稿ペースです。

育てるからには連載して売れる作家になってほしいわけですから、連載に耐えられる筆の速さを持っているかどうかは大事なポイントです。2ヶ月に1本投稿できる人は連載できる最低限の筆の速さを持っていると評価され、デビューの可能性がグッと高まります。

筆の早い人はデビュー率も高い

結果発表を毎月チェックしているとわかりますが、仕事していようが学校へ行っていようが2ヶ月に1度のペースで投稿している人が何人かいます。毎月やっている賞でない場合でも、毎回必ず載っている人が1人2人はいますよね。そういう人は1年以内にデビューしている人が投稿ペースのあいている人と比べて多いです。

1年で投稿する数が多くなるという利点もあるうえに、同じ実力で投稿ペースが早い人と遅い人がいた場合、編集部は早い人の方により良い賞を与えます。長い時間をかけて高クオリティを出せる人は多くいますが、2ヶ月に1度のペースでクオリティを落とさず描き続けられる人はなかなかいません。だからこそデビューできるんです。

プロになると2ヶ月に1本は“できて当たり前”

雑誌にもよりますが、読み切りのネームがコンペを通ればそこから仕上げまで1か月前後で描くように言われる事は多いです。そこから人気が出て連載となれば、1ヶ月に1度、週刊なら1週間に1度のペースでクオリティを落とさず仕上げていかなければなりません。普通の人はなかはなできないことです。だからこそプロなんです。

2ヶ月に1本のペースで描けないとデビューできないわけではありませんが、このペースが出せないとデビュー後の活躍が難しくなってきます。是非2ヶ月に1本のペースを目指しましょう。

2ヶ月に1本のペースで読み切りを描くための3ステップ

実際このペースで漫画を描く事は慣れるまでは相当大変です。私も1作目は1年半もかけて描いていました。ですが人間、死に物狂いになれば自分の限界を突破し続けられるもので、デビュー後の今では32ページ読み切りでプロット1日、ネーム1~3日、下描き6日ペン入れ6日、仕上げに3日で1本描けるようになりました。

どんな人でも筆は早くなると、私の初代担当さんは言っていました。諦めないでチャレンジし続けましょう!

ステップ1 「慣れる」

作画ペースを上げるためにはまず「慣れる」ことです。ストーリーをつくる事に脳が「慣れる」こと、そして道具に「慣れる」こと。

ストーリーは起承転結の4コマをたくさん書いたり8ページの短い読み切りネームをたくさんつくって「1本の完結した物語をつくる」事に脳を慣れさせましょう。

道具に慣れていない人は1作目はとくに丁寧に描いて使い方を体に覚えさせる事が大切なので、最初の1作目はとくに時間をたっぷりかけて慣れる事に集中します。

慣れるとストーリーを1本つくること、道具を扱う事が大変ではなくなります。お料理も最初は食材の下ごしらえや道具の扱いにいちいち戸惑ってしまいますが慣れると手早く出来るようになりますよね。あるいはバイトで研修期間中は人に聞きながらもたもたとやっていたのが慣れると条件反射で動けるようになります。漫画も同じで、慣れると自然と脳と体が動いて32ページの読み切りを描くことが大変な事ではなく“自然とできるごく普通の事”になり、サクサク作業を進められるようになりますよ。

ステップ2 「手を早く動かす」

道具に慣れてきたら次は「手を早く動かす」ことです。とても単純なことですが、早筆な人は驚くほど手を動かすスピードが速いです。ピンとこない人は是非、早筆で有名な作家さんの作画動画を探して手の動きを観察し、自分の動きと比べてみてください。1つのストロークに1秒もかけずシャッシャッと描き上げていく様子は思わず見惚れてしまいます。

速くても雑になってはいけませんから、丁寧な気持ちで集中して、手の動きを少しずつ早くしていきます。ペン先だけを見ずに絵全体を見ながら集中して線をひくのがコツです。最初はパニックになりますが、そのうちに脳が慣れてきて、素早く綺麗な線がひけるようになりますよ。

ステップ3 「自分にあった工夫を見つける」

手が早く動くようになったら、スピードをもっと早めるための「自分にあった工夫を見つける」事に集中しましょう。

作画中に「このせいでモタついてしまったな」「こうしたらもっと早くなりそう」と思ったらすぐにメモをとって次に生かします。プロの工夫を調べて参考にするのも良いですね。

一例をあげると、アナログなら『B5サイズに下描きして拡大コピーしてトレス⇒小さく描くとストロークが短くなるので早く描け、トレスしてペン入れすることで消しゴム作業も省ける』『右手にシャーペンとペン型消しゴムの2本持ち⇒描く、消す、の作業が素早くなり効率アップ』『枠線の外側にマスキングテープを貼る⇒はみ出しを気にせず素早く描け、ホワイトの手間も省ける』などなど。あげだすとキリがないほどです。デジタルなら出来る事も増えるので、もっと工夫ができるでしょう。

どのやり方が自分に合うかは人それぞれ違いますから、いろいろなやり方を試しながら自分のやり方を確立していけるといいですね。2ヶ月に1本投稿して1年以内にサクッとデビュー目指しちゃいましょう!

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