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迷い線を減らせばペン入れも上手くいく!迷い線を減らす簡単な練習法

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下描きはいい感じなのに、ペンを入れるとイマイチ…。原因は迷い線が多いせいでペン入れのときに1番良い線を選べていないからです。とは言うものの、迷い線の少ない絵は描こうと思っても描けるものではないですよね。

そこで今回は迷い線を減らすために気をつけるべきポイントと練習方法をまとめてみました。

迷い線の多い人は“描きながら考えている人”

絵を描くとき。線を引く前に、これから描く絵を明確にイメージできていますか?迷い線の多い人は線を引きながら絵をイメージしていく人が多いです。ぼんやりとしたイメージはあるものの、どこにどんな線を引くかという具体的なイメージまではできていないため、線を引きながら正解を探るような描き方になってしまうんですね。

一方で迷い線の少ない人は、線を引く前にこれから描く絵を強くイメージしています。どこに線を引いたら良いか、絵のイメージを脳に明確に浮かび上がらせて、そのイメージの上をなぞるような気持ちで集中して線を引く事ができるんです。だから迷い線も無くバランスの良い絵が描けるんですね。

自分の絵に自信がない人にも“描きながら考えている”タイプは多いです。迷い線を少なくするために描きながら考えるクセを思い切ってやめてみましょう。練習は必要ですが、慣れると画力の向上だけでなく、線の数も減ってスピードアップに繋がりますよ。

思い通りの線を引くにはペン先を見ずにペンの終着点を見る

描きたいイラストを強くイメージして集中して線を引いてみたはいいものの、思った通りに手が動いてくれず気に入った線にならない事も多いですよね。思い通りに線が決まりやすい人と、何度線を引いても思った線にならない人は、線を引くときに見ている場所に違いがあります。

何度線を引いても思ったように引けず悩んでいる人は、ペン先を見ながら描いている人がほとんどです。では思うような線をスッと引ける人はどこを見ているかというと、ペンの終着点を見ています。

ペン先を見ながら描くと視野が狭まり、イラストの全体像を把握しながら描くことができないので失敗しやすくなるんです。ペンの終着点を見ることで視野が広くなり、紙全体を見るようにしながら描くことができます。するとバランスが取りやすくなって思った線が引きやすくなるというわけです。

やや太めのペンで失敗しないように描くことが訓練になる

迷い線を少なくしたいときは、以上の2点を意識しながら練習をしてみましょう。描きたいイラストを強くイメージしながら、ペンの終着点を見るようにして線を引いていきます。その時仕様する画材は、やや太めのペンがおすすめです。

ペンが細いとついつい線を重ねて線を補強したくなってしまいます。太いペンだとそれを防げますし、消しゴムが使えないことで失敗しないためにより集中して線を引けるよう意識できます。

なるべくなら毎日やや太めのペンで絵を描きます。力まずにまずは簡単なイラストからはじめてみましょう。何を描けばよいか迷うなら、デッサンの模写をこのやり方でおこなうのもおすすめです。迷い線を減らす練習をしながらデッサン力も身について一石二鳥ですよ。

まとめ

迷い線の無いイラストって洗礼されていてかっこいいですよね。迷い線が多くて悩んでいる人やペン入れに苦手意識のある人は、参考にしてみてくださいね。

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