ネームをフリクションで描いたら消しカスから解放された話

投稿日：2020.03.08　更新日：2020.03.04

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ネームって消しゴムのカスがえらい事になるんですよね。かと言ってデジタルでネームを描くとなんだか良いアイデアが降りてこなかったり、スピードが出せなかったり……。そこでフリクションでネームを描いてみたら意外と快適だったのでご紹介しますよ。

ネームをアナログですると消しゴムのカスが大変

デジタルよりもアナログの方が五感が刺激されてアイデアが出やすいと言う人は多いです。私もページ数分のネーム用紙を重ねて描く事で残りページ数が感覚的にわかるのでデジタルよりも話をまとめやすく感じます。

そこでネックなのが消しゴムのカス。描く度に山のような消しカスを掃除する必要がありますし、下に落ちた消しカスは椅子との摩擦で床にこびり付いて取れなくなってしまう事も。

いろいろと悩んだ結果、思い切って消せるボールペン「フリクション」でネームを描いてみました。

フリクションを使ったら思った以上に快適

普通のボールペンって太さが手に馴染まなくて長時間握るのに向かないかなと思っていたのですが、フリクションはラインナップも豊富で線の太さはもちろん軸もいろいろなタイプが発売されているんですね。細い軸のタイプもあるので手に馴染むようカスタムもしやすいです。

ペンは鉛筆やシャープペンシルのように濃淡がつかないのでうっすらとアタリをつける事ができないと思いましたが、フリクションは色も豊富なのでアタリに薄い黄色を使う事で問題解決しました。薄い黄色ならスキャンした時に消えてくれるので見やすさも◎です。

消せるボールペンの中でもフリクションがおすすめの理由

消せるボールペンはいろいろなメーカーから発売されていますが、中でもパイロットのフリクションがおすすめです。

その理由は消しやすさとインクの発色です。メーカーによっては綺麗に消えてくれないペンもありますが、パイロットのフリクションは本当に綺麗に消えてくれます。インクの発色も良いので擦れず気持ちよく描けるのもポイント。

ラインナップが豊富なのも理由のひとつで、線の太さやカラーはもちろん軸もいろいろなタイプが発売されています。高級感のあるタイプも発売されているのでデザインやペン軸の太さ、重心にも拘れますよ。

フリクションを使ってネームを描いてみよう

一例としてフリクションのどのペンを使ってどんな手順でネームを描いたのかをご紹介しましょう。

まず「フリクションファインライナー」の黄色で吹き出しの位置や人物、小物の位置等ざっくりとアタリをとります。

次に「フリクションボールノック 0.7」で描き込んでいきます。ネームはスピード優先なのでほどよく太い方が描き込みすぎる事無く早く仕上がるのでおすすめです。1.0だと太すぎてセリフの文字が潰れてしまったので0.7が丁度良く感じました。

広範囲を消したい時は専用の「フリクションイレーザー」を使います。「フリクションイレーザー」は広範囲だけでなく角を使えばペンの後ろのイレーザー以上に細かな部分を消す事もできるので持っていると便利です。

フリクションでネームを描く時の注意点

フリクションでネームを描く時に気を付けてほしいのが温度です。

フリクションは60℃以上の高温で色が消えるようになっており、逆に-10℃よりも低温になってくると色が復活してきます。

滅多に無い事だとは思いますが、フリクションで描いたネームは車の中や直射日光の当たる場所等の高温になる場所には置かないように。そして-10℃よりも低温になりそうな場所は避けるようにしましょう。

長期的に保存したいならPCのスキャナーやスマホのアプリを利用して取り込み、データ化すると整理整頓もしやすいのでおすすめですよ。

まとめ

ネームをペンで描く事自体に抵抗がありましたが、固定概念を捨ててフリクションでネームを描いたら便利な事だらけでネームがとても捗りました。アナログでネームを描く時の消しカスに悩まされているなら、フリクションとってもおすすめですよ。

同じフリクションでもいろいろなペンが発売されているので、自分にピッタリの1本に巡り合えると良いですね。