液タブにペーパーライクフィルムは貼らない方が良い理由

投稿日：2020.02.19　更新日：2020.02.14

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液晶タブレットにペーパーライクフィルムを貼ると、紙に描いているような描き心地になると人気ですよね。ですが貼るデメリットも大きいので、私は結局ペーパーライクフィルムは剥がしてしまいました。その理由をご紹介します。

液タブにペーパーライクフィルムを貼るとペン先が削れまくる

ペーパーライクフィルムに関して有名なデメリットで「ペン先が削れる」というものがありますが、これが尋常じゃないんです。

ペーパーライクフィルムを貼る前は何年もペン先を交換せず使えていましたが、貼った瞬間ほんの数時間でペン先が削れまくってとっても鋭利なペン先になってしまいました。

液タブを傷つけてしまいそうなくらい鋭利になってしまったので慌ててペン先を交換しましたが、私の筆圧が強いせいか交換しても交換しても削れてしまい、1本あたり1日も持ちません。

それでも我慢して使っていましたが……。

ペーパーライクフィルムはペン先以外も削れてしまう

削れてしまうのはペン先だけではありませんでした。ペン先の差込口付近も削れてしまったのです。

私の持ち方のせいかもしれませんが、ペン本体の先っぽがどんどん絶壁になっていくんです。この部分は簡単に交換できないので困ってしまいました。

さらに、ペンの後ろに付いている消しゴム部分も削れてしまいます。ペン先が削れるので消しゴム部分が削れるのも当然ですね。わかってはいたのでなるべく使わないようにしていたのですが、急いでいる時はついつい使ってしまい、かなり弱い力で使っていたのですが僅かに削れてまるで擦り傷のようになってしまいました。

描き心地の快適さよりもペンに気を使いすぎる苦痛が勝った

ペン先だけでなくペン本体まで削れてしまう……。ペンの持ち方や力加減を工夫しながら1年近く使っていましたが、ペン先付近はどんどん絶壁になるし後ろの消しゴムが使えないのも不便です。

紙のような描き心地の快適さよりも、ペンに気を使いすぎながら描く事の苦痛さが勝り、どんどんペンを持つ事が憂鬱になってきて気が付けばiPadProばかり使って描いている自分がいました。

iPadProはノングレアの保護フィルム。このマット感がほどよい引っかかりを生んでくれて、かつペーパーライクフィルムのようにペン先が削れる事もないのでかなり快適なのです。

実はワコムの液タブなら液晶にノングレア加工が施されているので、ノングレアの保護フィルムくらいの引っかかりは元々あるのです。紙のような感じとは少し離れてしまいますが、それでもペンがみるみる負傷していく辛さと比べたら全然良いです。

私はペーパーライクフィルムを剥がす事にしたのでした。

ワコムならペーパーライクフィルムよりもフェルト芯がおすすめ

ワコムで紙のような引っかかりのある描き心地を味わいたいなら、ペーパーライクフィルムよりも断然フェルト芯がおすすめです。

フェルト芯はペン先側で引っかかりを出すのでペン側にダメージを受ける事がありません。紙のような描き心地を安心して楽しむ事ができます。

その代わり、今度は液タブ本体が傷つきやすくなってしまうので注意。液タブの表面に普通の保護フィルムを貼ってから使用しましょう。

ワコム以外ならノングレアの保護フィルムもおすすめ

フェルト芯はワコム以外のペンではあまり出回っていません。綿棒などで自作するのも良いですがちょっと大変ですよね。

そこでおすすめなのがノングレアの保護フィルムです。ワコム以外の液タブは表面がツルツルしているものも多いので、ノングレアの保護フィルムを貼るだけでたいぶ変わりますよ。

どうしてもペーパーライクフィルムを貼りたいならステンレス製芯が◎

ペン先やペン自体が削れるリスクがあっても、どうしてもペーパーライクフィルムの描き心地を捨てられないなら、ステンレス製の芯がおすすめです。

正規品ではないので使用は自己責任になってしまいますが、ステンレス製なのでペン先が削れる心配からは解放されます。ネットのいろいろなところで購入できるので、使用している液タブのモデルに合った物を探しましょう。

まとめ

描き心地が良くなるペーパーライクフィルムですが、ペンの削れ方が尋常じゃありません。

ペーパーライクフィルムを止めてフェルト芯と普通の保護フィルムにしてみるか？普通の芯とノングレアの保護フィルムにしてみるか？あるいはペーパーライクフィルムにステンレス芯を合わせて使ってみるか？

自分にピッタリの組み合わせが見つかると良いですね。