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ドスパラ raytrek QSF1060HE DaVinci/Fusion Entry 評価・レビュー
投稿日: 更新日:
前回レビューした「raytrek QSF1070HGS DaVinci/Fusion Highend」のGTX1060搭載バージョンが今回レビューする「raytrek QSF1060HE DaVinci/Fusion Entry」です。コンセプトはどちらも3Dモデリングや映像編集ソフトのDaVinci ResolveとFusionの推奨モデルです。
両モデルにはどのような違いがあるのか、性能はどうなのか、どんな用途におすすめなのかレビューしていきます。
raytrek QSF1060HE DaVinci/Fusion Entryのスペック
OS | CPU |
---|---|
Windows 10 64bit | Core i7-6700HQ(4コア/定格2.60GHz) |
メモリ | グラフィックボード |
16GB(PC4-17000) | GeForce GTX1060 6GB |
ストレージ | チップセット |
250GB M.2 SSD + 1TB HDD | モバイル インテル HM170 チップセット |
光学ドライブ | 液晶 |
DVDスーパーマルチドライブ | 15.6インチ非光沢液晶 |
raytrek QSF1060HE DaVinci/Fusion Entryの価格を見る
最新グラフィックボードを搭載したハイスペックノートPCです。グラフィックボードだけでなくCPUやメモリ、ストレージもなかなか高性能なため、確かに映像編集ソフトに最適化されていると感じます。
でもraytrek QSF1070HGS DaVinci/Fusion Highendよりは性能が劣ります。CPUとメモリは一緒ですがグラフィックボードとSSDの速度は負けています。また、17.3インチではなく15.6インチのため画面が狭いデメリットがあります。
逆の見方をすると15.6インチのおかげで持ち運びやすさは向上していますし、7万円以上も安いためエントリーモデルとしてはraytrek QSF1060HE DaVinci/Fusion Entryのほうが購入しやすいことは間違いありません。
raytrek QSF1060HE DaVinci/Fusion Entryの外観
raytrek QSF1060HE DaVinci/Fusion Entryのケース
raytrekシリーズですが実質GALLERIAシリーズです。ケース以外にパーツ自体もゲーミングノートPCであるガレリア QSF1060HEに酷似しています。
15インチなので17インチよりも一回り小型です。全体のサイズは390(幅)×277(奥行き)×28.8(高さ) mm、重量は約2.35kgです。15インチのグラフィックボード搭載ノートPCの中では軽い部類です。
キーボードはやや高さがあります。電源が入ると写真のように青く光ります。
ファンコントローラー、ショートカットキー設定、電源のボタンが配備されています。ファンコントローラーはゲームやエンコードを長時間する時に有効にするとパーツの温度を低く保てるので、地味ですが嬉しい機能です。
raytrek QSF1070HGS DaVinci/Fusion Highendのインターフェイス、接続端子
左側、右側、後側の写真です。左側はKensingtonLock取付け口、LANポート、USB3.0端子が2個、USB3.1端子、HDMI出力、mini-DisplayPort出力、マイク入力、ヘッドホン出力があります。
右側はDVDスーパーマルチドライブ、USB2.0端子、SDカードリーダー、電源端子があります。そして後側には排気口があるだけで接続端子の類は一切ありません。
raytrek QSF1060HE DaVinci/Fusion Entryの性能を評価
では性能はどうでしょうか。ストレージの速度やOpenGL、OpenCL、DirectXの性能をベンチマークソフトで検証しました。
CrystalDiskMark
左側がSSD、右側がHDDの速度です。SSDはシーケンシャルリード(読み込み速度)が527MB/s、シーケンシャルライト(書き込み速度)が487MB/sです。十分高速ですが、さらなる速度を求めるならNVMe SSDへのカスタマイズがおすすめです。
CINEBENCH R15
CINEBENCH R15はOpenGLとCPUの性能を計測できます。GTX1060のOpenGL性能は107.38fpsでした。GTX1070が110fpsだったのでほとんど差はありません。
LuxMark
LuxMarkはOpenCLの性能を計測できるベンチマークソフトです。13475というスコアはかなり高いです。GTX1070だと16910、Quadro K2200だと4428、CPUのCore i7-6700Kだと2272です。
OpenCLはQuadroシリーズよりもGeForceシリーズのほうが強いのかもしれません。Quadroシリーズはクリエイター向けのイメージがあるのでちょっと意外です。
3DMARK FireStrike
3DMARK FireStrikeはDirectXの性能を計測できます。ゲームがどれだけ快適になるかがわかります。9760はミドルスペック相当です。でもVRゲームが遊べるくらい高性能なので、オンラインゲームを遊びたい人にもおすすめのノートPCです。
raytrek QSF1060HE DaVinci/Fusion Entryの評価
OpenGLとOpenCLに対する性能がかなり高いことがわかりました。スコアを見る限りではGTX1070搭載モデルよりもコスパが良さそうです。だからDaVinci ResolveとFusionのようなソフトウェアをノートPCで使いたい人には満足度の高いモデルです。
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