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ドスパラ raytrektab DG-D10IWP2 評価・レビュー
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raytrektab DG-D10IWPの新しいバージョンである「raytrektab DG-D10IWP2」が発売されました。raytrektabはドスパラが販売しているお絵かき用Windowsタブレットで、発売当初にお絵描きクラスタで大きな話題になりました。
raytrektab DG-D10IWP2は旧モデルよりもスペック面でかなり良くなりました。また実際に使ってみて、いくつかの違いがあることに気付いたので比較しつつレビューしていきます。
raytrektab DG-D10IWPについては以下のレビュー記事をご覧ください。
ドスパラ raytrektab DG-D10IWP 評価・レビュー
raytrektab DG-D10IWP2の付属品
raytrektab DG-D10IWP2にはタブレット本体以外にいくつかの付属品があります。
- 充電用ACアダプタ
- 筆圧感知ペン
- 三菱鉛筆9800 デジタイザーペン先
- 手書き風液晶保護フィルム
- CLIP STUDIO PAINT DEBUT
旧モデルでは筆圧感知ペンがひとつだけ同梱されていて、ペン先が3つありました。でもraytrektab DG-D10IWP2はデジタイザーペンが2つも入っています。どちらも筆圧感知に対応しており、描き心地に違いがあります。
こちらは標準の筆圧感知ペンです。raytrektab DG-D10IWPはこのペンだけがついています。ノック式になっていてペン先を収納できるようになっています。
こちらが三菱鉛筆9800です。鉛筆を再現したかのようなデザインです。見た目だけでなく描き心地も鉛筆っぽくしているのか、柔らかい感触で線を描けます。両方使ってみた私からすると三菱鉛筆9800のほうが好みです。
またCLIP STUDIO PAINT DEBUTのシリアルコードもついていて、デジタルお絵かき初心者には嬉しい特典です。
raytrektab DG-D10IWP2のスペック
OS | Windows 10 Pro |
CPU | Pentium Silver N5000 (4コア/定格1.10GHz/最大2.70GHz) |
液晶 | 10.1インチ/1920*1200 WUXGA液晶 |
グラフィックス | インテル UHDグラフィックス605 |
デジタイザ | Wacom feel IT technologies デジタイザ4096階調 |
メモリ | 8GB LPDDR4 |
SSD | 128GB SSD |
サイズ | 約245(幅) x 176(奥行き) x 9(高さ)mm |
重量 | 本体 657g |
旧モデルよりも大幅にスペックアップしました。メモリは4GBから8GBへ、ストレージ容量は64GBから128GBへと2倍に増えたため、とても快適に使えるようになりました。
raytrektab DG-D10IWPとの違いはCPUです。最大動作周波数が2.70GHzまで向上したことにより、タブレットとしての動作全体がサクサクになりました。一方でサイズと重量はそのままですから、私はこのraytrektab DG-D10IWP2をおすすめします。
raytrektab DG-D10IWP2のインターフェイス
普通のタブレットとしてもしっかり使える機能性を備えています。カメラは表面が約200万画素、裏面が約500万画素です。
指紋認証センサーも搭載されており、パスワードを入力しなくてもログオンできます。
専用キーボードカバー用端子とスピーカーです。
左から順に音量調整ボタン、電源ボタン、microSDカードスロット、USB Type-C(電源供給用)、ヘッドホン端子です。
raytrektab DG-D10IWP2の使用感
起動してみました。普通のWindows10パソコンと同じように使えます。もちろん縦にして使うことも可能です。向きを変えれば自動的に表示が切り替わります。
初期状態では94.2GBの空き容量があります。ペイントソフトをインストールしてもまだまだ余裕です。
クリップスタジオをインストールしてみました。旧モデルはインストールと起動に結構な時間がかかっていたのに、raytrektab DG-D10IWP2はサクサクです。正直普通のパソコンと遜色ないレベルの快適さです。
筆圧感知ペンを使って落書きしてみたところ、驚くほど素晴らしい描き心地です。ペンをかなり素早く動かしても、きちんと認識してくれて線が途切れることなく快適です。
今度は三菱鉛筆9800 デジタイザーペンで描いてみました。私の筆圧が強いせいかもしれませんが、前述の通り三菱鉛筆9800 デジタイザーペンの柔らかい描き心地が好きです。
ちなみに素早く描いてもラグはほとんど感じませんでした。旧モデルは素早く動かしたらやや遅れて線が付いてくるような印象だったので、CPUとメモリとSSDの性能アップの効果をはっきりと感じることができました。
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