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限定モデル!mouse DAIV-DQZ510S3-SH5-AN 評価・レビュー

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この度、mouse様とコラボPCを提供することになりました。なんだか恐れ多い感じがしますが、とにかく嬉しい出来事です。コラボPCは3種類あり、どれも私がクリエイター向け、特にお絵描きに最適なパーツを選びました。

お絵描きといっても目的や用途によって求められるスペックは大きく変わってきます。「DAIV-DQZ510S3-SH5-AN」は印刷を含めて本気でお絵描きをしたい人のためのデスクトップです。

DAIV-DQZ510S3-SH5-ANのスペック

OS CPU
Windows 10 Home 64bit Core i7-7700(4コア/定格3.60GHz/最大4.20GHz)
メモリ グラフィックボード
32GB(PC4-19200) NVIDIA Quadro P2000 5GB
ストレージ チップセット
480GB SSD + 3TB HDD インテル Z270 チップセット
光学ドライブ 電源ユニット
なし 500W 80PLUS SILVER

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お絵描きをする際、成果物をデジタルのままにするのか、それとも同人誌やポスターのように印刷するのかによって選ぶべきグラフィックボードが変わってきます。

GeForceのほうがコスパが良くて万能感が強いですが、8bitカラー(約1677万色)しか対応していません。でもQuadroは10bitカラー(10億6433万色)まで表現できるため、実質10倍もの精密な色表現が可能になっています。

カラーイラストのポスターを制作する場合、どうしても8bitカラーだと思ったような色が出なかったり、グラデーションが気になったりします。Quadroなら本当に綺麗なカラーになるので、本気でお絵描きしたい人にはQuadroがおすすめです。

そしてこのDAIV-DQZ510S3-SH5-ANには最新のQuadro P2000を採用してみました。Mシリーズよりも格段に高性能になって、コスパも良くなっています。

あとクリエイター向けPCに重要なのがメモリです。私は仕事絵で解像度が高かったり、レイヤー数の多いPhotoshopファイルを扱うことが多く、16GBでは重いと感じてしまいます。だからメモリは大容量の32GBにしました。

DAIV-DQZ510S3-SH5-ANの外観

DAIV-DQZ510S3-SH5-ANのケース

左から順に正面、上部、背面です。DAVIシリーズのデスクトップにはキャスターを追加できるのですが、今回は非搭載にしました。オフィスなら便利ですが、自宅なら別に必要ないと感じたからです。



左側です。パーツを冷やすために重要な吸気口があります。



右側です。こちらはDAIVのロゴが書いてあるだけです。

DAIV-DQZ510S3-SH5-ANのインターフェイス、接続端子

正面にはマイク入力端子、ヘッドホン出力端子、USB3.0端子が2つ、電源スイッチがあります。光学ドライブを追加した場合は、この下辺りに設置されます。



背面にはマザーボードのバックパネルとQuadro P2000の映像出力端子があります。マザーボードのバックパネルはPS2、USB3.0端子が4つ、USB2.0端子が2つ、LANポート、ラインイン、ラインアウト、マイク入力、リアスピーカー、センター・サブウーファー、サイドスピーカーがあります。Z270チップセットだと大抵この構成です。

Quadro P2000はHDMIとDisplayPortが3つです。DVIケーブルしかなくても安心してください。DVIからDisplayPortに変換するアダプタが同梱されています。

DAIV-DQZ510S3-SH5-ANの内部

左側を開いた様子です。パーツの追加で必要な端子やケーブルは全部中央付近にまとまっています。



メモリスロットは全部埋まっています。8GB x 4の構成ですね。



Quadro P2000です。Quadroシリーズはどれも薄くていいですね。他のパーツに物理干渉しないメリットがあります。

DAIV-DQZ510S3-SH5-ANの性能を評価

DAIV-DQZ510S3-SH5-ANのPhotoshopの快適性、ストレージ速度、3Dの性能を計測しました。

Photoshopの快適性をテスト

DAIV-DQZ510S3-SH5-ANをお絵かき用パソコンとして見た場合、Photoshopがどれくらい快適に動くかが重要です。他のイラストソフトを使うにしてもPhotoshopが動けば大丈夫です。

そこでいくつかのキャンバスサイズ、レイヤー数のファイルを用意して快適性を比較してみました。速度はそれぞれ3回計測した平均値です。

Photoshopの起動速度

検証内容 秒数
起動速度 4.92秒

PhotoshopをSSDにインストールし、起動速度を計測しました。5秒以内ならサクサクです。NVMe SSDのような高速なものにすればさらに早く起動しますよ。

1500px × 900px、レイヤー数239、解像度120dpiの場合

検証内容 秒数
読み込み速度 1.20秒
保存速度 1.29秒
焦点領域の反映速度 1.79秒

気軽にお絵描きするくらいのサイズです。もう爆速ですね。どの処理もすぐに完了するのでお絵描きが楽しくて仕方がありません。

3000px × 1800px、レイヤー数239、解像度120dpiの場合

検証内容 秒数
読み込み速度 2.57秒
保存速度 4.26秒
焦点領域の反映速度 3.44秒

デジタル絵としては比較的大きいサイズです。それでも5秒以内です。特に読み込みが高速です。

5000px × 3000px、レイヤー数239、解像度120dpiの場合

検証内容 秒数
読み込み速度 5.29秒
保存速度 8.83秒
焦点領域の反映速度 4.50秒

同人誌やポスターのような印刷を前提としたサイズです。5秒を越えてしまいましたが想像以上に早いです。メモリ32GBが効いています。焦点領域の反映速度はQuadro P2000のおかげです。

8192px × 8192px、レイヤー数239、解像度350dpiの場合

検証内容 秒数
読み込み速度 9.32秒
保存速度 12.91秒
焦点領域の反映速度 3.54秒

カラーポスターを制作するならこれくらいのサイズでもまったく不思議ではありません。スペックが足りないと数分はかかる処理が、たったの10秒程度完了しました。

ストレージの速度

DAIV-DQZ510S3-SH5-ANには480GB SSDと3TB HDDが搭載されています。CrystalDiskMarkでそれぞれの速度を計測しました。左側がSSD、右側がHDDです。

SSDのシーケンシャルリード(連続読み込み速度)は559.8MB/s、シーケンシャルライト(連続書き込み速度)は336.9MB/sです。HDDのシーケンシャルリードは215.4MB/s、シーケンシャルライトは212.7MB/sです。

パソコンのサクサク感に大切な読み込み速度が高速です。SSDが480GBもあればよく使うソフトは全部SSDにインストールできます。

LuxMark(OpenCL)

LuxMarkのスコアは9261でした。QuadroってOpenCLは苦手だと思っていたのですが、どうやらPシリーズになって大幅に改善されたようです。

CINEBENCH R15(OpenGL)

CINEBENCHはOpenGLが145.78fps、CPUが879cbです。お絵描きとは直接関係ありませんが、3DCG制作等で必要になる要素です。

3DMARK FireStrike(DirectX 11)

3DMARK FireStrikeは8598でした。まさかこんなに高いスコアが出るのはまったく予想していませんでした。これなら普通にゲーミングPCとしても使えます。GTX1060並に万能です。

やはりDAIV-DQZ510S3-SH5-ANは素晴らしい性能でした。プロイラストレーターでありゲーム好きでもある私が本気でおすすめするデスクトップです。

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