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動物・植物の描き方
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動物を描くとき。写真をよく見てリアルに描きすぎると絵に馴染まなくて難しいですよね。今回は絵に馴染むリアルすぎない猫の描き方です。猫らしさを出すポイントを押さえれば、簡単に描けるようになりますよ。
まずは猫の骨格を見て基本を押さえましょう。猫らしさを出すためのポイントにも注目。
猫の骨格の特徴で1番注目すべき点はカカトと手首の位置です。他の動物にも言えますが、基本指先で立っていると思ってください。
後ろ足の猫のカカトにあたる部分はカクカクと出っ張っています。比べて前足の手首に当たる部分は目立たずしなやかです。
いつも爪先立ちをしている猫ですが、座るとカカトは地面にベッタリつきます。
猫の肩は前の方の首に近い位置にあります。この肩が猫の首下の、あのこんもりとした可愛くてたまらないラインを出しています。
猫の体のラインを描くのに肩甲骨のでっぱりはかかせません。立っている時や地面にベッタリ寝そべってる時など、背中が真っ直ぐの時は肩甲骨の出っ張りを意識して描きましょう。
猫らしさを出す1番のポイントは背中からお尻にかけてのしなやかなラインです。しなやかに湾曲させて。座っている時はよりふっくらと。猫の体の柔らかさが出るように意識します。
まずは顔が魅力的に描けるようになりたいところ。猫の顔を描くときのポイントと、絵に馴染ませるためのデフォルメすべきポイントです。
写真で猫の顔をよくよく観察するとうっすらと頬骨が見えます。この頬骨がベースにあって、その周りに肉や毛がついて膨らんでいる事がわかります。口から頬骨にかけてのラインを意識すればほっそり猫ももっさり猫も自由に描けますよ。意識して観察してみましょう。
猫の目は鼻のラインにほぼくっついています。鼻筋と繋げて目を描いても違和感が無いレベルです。鼻筋はデフォルメの仕方によっては省略しても良いですが、目の位置は鼻筋の延長線上になるよう気を付けるとバランスを取りやすいですよ。
よくよく観察すると鼻の下のヒゲの生えている部分は丸くこんもりしています。ここのラインをはっきり描くデフォルメもあります。ですがリアル寄りのデフォルメにしたい時はハッキリ描きすぎない方がおすすめです。顔の輪郭を描く時、このふくらみも意識して描きましょう。
デフォルメのきいたイラストでは頬からヒゲを生やしているものも多いので間違えやすいですが、実際のヒゲは鼻のしたのこんもりプニプニしているところから生えています。ややリアル寄りのデフォルメにしたい場合は間違えないように注意しましょう。
ヒゲは3本くらいがベストです。猫の実際のヒゲはたくさん生えていますが、そのまま描くとリアルになりすぎて絵に馴染まなくなるので描きすぎに注意しましょう。
猫は目の上にもヒゲが生えていますが、こちらはリアル寄りなデフォルメの場合でも省略して良いです。描くとゴチャつきやすいので、自分の絵柄に馴染むかどうか様子を見ながら描き加えましょう。
猫の口は大きく開けるとダイヤ型になります。猫の顔を下から見ると口の形にかなり角度がついているのがわかります。余談ですが猫の口はちょっとだけ隙間が開いています。顔を下から見たときにこの隙間を描くとより猫らしくなりますよ。
猫の骨格や顔のつくりを見てきましたが、猫は体が柔らかくていろいろなポーズをするので、「骨格を描いて顔の骨をアタリにして…」なんてしていると混乱してしまいます。
骨格や顔のつくりを理解したうえで、描きたいポーズにあった描き方をするのがおすすめ。猫の可愛さやしなやかさを出す事を最優先にして、それぞれのポーズにあった描き方を模索してみましょう。
この時の絵に馴染むリアルすぎない猫を描くポイントは、毛のフサフサしているポイントを掴んで、フサフサさせる所とそれ以外のメリハリをつける事です。
写真を見ながら描いているとついつい全身フサフサにさせたくなりますが、これをするとリアルになりすぎてしまいます。「ここはとくにフサフサしているな」というポイントを見つけてそこだけフサフサと毛を描き込むようにするとバランスが取れますよ。
ポイントを押さえて、可愛い猫ちゃんをたくさん描いちゃいましょう。
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